スキーブログ 2016-2017 19th Run @一里野温泉スキー場 ダイジェスト編

日にち:2月22日

場所:一里野温泉スキー場(石川)

天候:快晴

ゲレンデコンディション:並→荒

雪質:乾雪→非常に重い雪

移動手段:ジムニー

所要時間:1時間30分

積雪:十分

 

今日はダイジェストでお送りします!

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前回は強風のため動いていなかったゴンドラ。眺めはなかなかの見応え。

 

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ほとんど誰もいないゲレンデ。水曜日のお昼どき。

 

 

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山頂ロッジの脇でしばし雪の上に寝転んでみた。気分は最高。

 

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セルフィ〜。

 

この日の滑りは、練習なのかレジャーなのか判然としなかった。

ここのスキー場のゲレンデは接続に林道が多いので、レーサー志向のスキーヤーは練習しにくいのかもなと、元気になった肩で滑ってみて思った次第でございます。

 

練習の収穫と言えるものもなく、来た山道を引き返すおいら。

 

座禅スキーでおなじみのたいらスキー場へとても行きたくなった。

ということで次回、記念すべき20th Runはたいらスキー場でひたすら練習するんだもん。

 

See you!!

 

 

 

 

スキーブログ 2016-2017 16, 17 & 18th Run @白峰アルペン競技場  ついに!トップ差3秒達成か!?編

日にち: 2月13日、16日、17日

場所:白峰アルペン競技場

天候:雪(13日)、晴れ(16日)、土砂降りの雨(17日)

積雪:十分

雪質:良

コースコンディション:良

移動:ジムニーとフィット

所要時間:1時間30分

マスターズ第5戦:不参加

マスターズ第6戦:1本目 40:00秒(トップとの差 3秒03)

         2本目 40:64秒(トップとの差2秒56)

      

 

1シーズンの滑走日数の目標を最低20日、理想30日と設定しております。Yahooの知恵袋の滑走日数をテーマにした質問に答えている方々は1シーズン15日〜40日と開きはあるものの、スキー好きは好き者と見えて、最低でも15日は行くんだから、これはもう頭の中はスキーのことで一杯に違いない。

 

かく言う僕もそうである。今のところ滑走日数は18日目に突入している。理想の30日まであと12回滑りに行かなければいけない。富山の大会に3つお邪魔して、白峰のマスターズがあと1回なので、それで4回。大会のための練習が6回。よって10回は確保できているので、30日滑走も夢じゃない。

 

べんくん、お金あるねえ〜

 

と思っている方もおられるかもしれない。しかし、、、

 

お金はありません!

 

白峰のシーズン券は内緒にしたいくらい格安だし、近場のスキー場では半日券で済ますし、リフト券購入のために、お昼ご飯はすべて自炊か、実家を襲撃するという荒技を使っているので、小生、実のところ、昼ご飯代を浮かせた分でスキーに励んでいる涙ぐましい倹約家なのでありました。

 

そして、こないだ買ったレーシング・スーツはなんと10回払い。借金はしない主義だけど、今回だけは特別!ということで懐に優しい分割払いをポチポチしたのです。

 

そんな努力の甲斐あって、ついにマスターズの試合でトップと3秒まで詰め寄ることができました!おめでとう、おれ!!!

 

2秒を金で買ったと人は言う。

 

しかし、そうではないのだと僕は言う。

 

たしかにレーシング・スーツを着て滑るとスピードを感じる。おそらく空気抵抗が減ってかなり加速するようになったのだと思う。

 

でもそれだけじゃないのが事実なんだよぉ!聞いておくれよぉ!

 

はい。というわけで僕がどうしてこんなにも “飛躍的に!”トップに詰めよることができたのかというと、(自分で言っていて恥ずかしい)、マスターズを通していろんな人と知り合いになって、彼らはみんなスキーに対する情熱が半端なくて、同時に僕の情熱も彼らに負けてなくて、そんな情熱の渦がマスターズにはありまして、第6戦前日の練習会にコーチ役で来ていたすんごい速いお方に出会えたことが僕の滑りを一変させてしまったわけであります。

 

そのすんごい速いコーチのアドバイスが、「とにかく力を抜け」ということだった。

 

その言葉を聞くまで僕はとにかく踏ん張ってターンすることが正解だと思い込んでいた。そのせいでポール中はずっと力んでしまっていてフォームはカチコチ。顔はまるで戦場の兵士のごとく。

 

しかし、コーチは、「力を入れれば入れるほど速度は落ちる」と言った。

「力まなくてもスキーは曲がるんだよ」

 

2本目のポールに入って、僕は言われた通りに力を抜いて滑ってみた。タコくらい力を抜いて。すると今まで曲がりきれなかった振り気味のポールに簡単にアプローチできる。減速もなし。そして、力を抜いて滑っているとポールをくぐるのが何と楽しいことか!

 

そうか、そうだよ、僕は今まで勘違いしていた。ポールは自由な滑りを奪う足かせみたいなもので、僕はまるでポールの権力と戦うかのように滑っていたんだ。

 

しかし、力を抜いたタコ滑りを始めた瞬間、ポールは僕と一緒に踊ってくれる妖精となったのだった。「こっちへおいで、いっしょに踊ろうよ」とポールが歌っていた。

 

その滑りのなんと楽しいことか。(リピート)

 

実際すんごいコーチがコースに入ってポールを滑り抜けて行くのをリフトから見ていると、コーチの体からは喜びのオーラが溢れ出している。そして速い。ふふふんと、鼻歌さえ聞こえてきそうだった。ポールの妖精が踊っていた。

 

昔、バンドをやっていた時も同じことがあったなと思い出した。緊張して力んでいるとギターの音色は伸びなかった。あげくにはギターの弦が切れることもあった。

しかし、リラックスして音のうずに身を任せてギターを弾いていると、僕はそこにあるあらゆるものと一体になることができた。まるで海を泳いでいるような心地よさだ。

 

ふと気づくとすんごいコーチとペアリフトに一緒に乗っていた。

「いい滑りをしている時って海を泳いでいる魚のような気分さ」

 

たしかにすんごいコーチは僕にそう言ったのだった。

 

その後、すんごいコーチは僕の左膝が内倒していることを指摘し、そのままでは膝を入れたときに力が外側に分散してしまうよと言われた。

 

僕の左足は実際、同級生がやっているよつば接骨院で診断された通り、超扁平足で骨盤も歪んでいるのだった。矯正用のソールを勧められたが金がないと断ってしまっていたのだけど、ああ、やはり体の歪みがこうやって形になって現れるのね。うーん、なんとかせねばならん。頼んだよ、山田君(同級生)。

 

すんごいコーチはブーツの内側に何かものを挟んで膝が外向きになる即席の工夫を教えてくれて、その結果左足の加重が格段としやすくなり、僕はこのすんごいコーチに出会えたことにまじめに感動していた。

 

今週の月曜日に練習したときあたりから、左ひざが痛くて火曜日にあった第5戦は欠席。ランナーズニーで過度な運動ですぐに左ひざを痛めてしまう。これも左足の扁平足が原因なんだと思う。

 

第6戦は土砂降りの雨でコンディションは最悪。左ひざもひどく痛い。こんな状況だが、僕は前日のすんごいコーチから学んだことをスタート直前に思い出していた。

 

「心配することはないさ。楽しめばいいんだから」

 

 

次回のマスターズはいよいよ最終戦!目指せ初の30秒台!です。

 

乞うご期待、おれ!

 

 

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すでに通勤状態。金沢〜白峰を週3回

 

 

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好タイムの余韻に浸るために立ち寄った日帰り温泉。「白山里」

スキーブログ 2016-2017 15th Run @セイモアスキー場(石川)コソ練&憧れのワンピ購入編

日にち:2月9日

場所:セイモアスキー場(石川)

天候:小雪&小雨

積雪:200cm

ゲレンデコンディション:並〜良

移動手段:フィット

所要時間:約60分

 

マスターズ第4戦を終えて、僕のスキー熱はさらに加速する。

 

よってコッソリ練習、略してコソ練のために平日の午前中、空いたゲレンデを狙って、小学生の時に一度しか行ったことのないセイモアスキー場へ行ってきた。

 

セイモアスキー場へは一度しか行ったことがなかったが、なぜかリフトの感じや雰囲気はしっかり記憶に残っていて、当時から変なスキー場だという感覚があった。約30年ぶりに訪れてもやはりその印象は変わっていなかった。セイモアは変なスキー場だ。

 

それはべつに悪い意味ではない。変なというか不思議なスキー場なのだ。そう思わせるのはきっと、一度クワッドリフトで中腹まで上がらなければメインゲレンデにたどり着けないというところだと思う。最後は中途半端な林間コースを通ってスキーを終えるはめになるのも、肩透かしな感じだ。そしてメインゲレンデの上には最大斜度38度の急斜面がそびえ立っていて、なんともつかみどころのないゲレンデ構成となっている。

 

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画面奥に見えるのは多分38度級の急斜面。雪崩起こる級。滑ろうという気にはついぞならなかった。

 

にしても、セイモアは金沢からのアクセスが大変よく、スノボパークも充実しているので、おそらく金沢人には人気のスキー場なのかもしれない。

 

この日も平日の午前だというのにそれなりの好き者が集まっていた。

 

この日の僕の課題はスキージャーナルという雑誌の特集にあった、「高速での深回りターン」と呼ばれるものを実践することだった。要するに高速急斜面固いバーンでもいかに速度を落とさずに切れのあるターンができるか?ということを僕はやりたかったわけで、午前中空いたスキー場をびゅんびゅんと飛ばしているうちになんとか形にすることができた。よってこの日のコソ練は大成功。よかったね、俺。

 

話変わって。

 

マスターズに参加していると、いかに秒数を縮めるか?ということがよく話題にのぼる。もちろんテクニックと経験が第一なのはわかっているが、次に話題にのぼるのが、レース用のワンピース、そしてワックスの選択だ。

 

達人たちが言うには、レースワンピを着ただけで風の抵抗が変わって、1から2秒は変わるということだ。眉唾だったけれど、ネットで調べていると、どうやらみんな同じことを言っている。とある知恵袋では「2秒を金で買う」とも表現されていて、そうか、レースワンピを購入するというのはある意味悪魔に魂を売るということなのだね、と僕は解釈した。最近僕は楽天市場のタナベスポーツのページにはまっていて、気づけばレースワンピのページを何度もスクロールし、はっと気づけばフェニックスのGS用ワンピをポチっていた!

 

 

 

 

 

そしてついにはこんなことになっていた!

 

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愛犬もびっくり、目を剥く始末!

 

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謎の生命体の出現に吠える愛犬!

 

嗚呼!憧れのレースワンピをついに手に入れた僕のテンションは本当にマックスだ!

小学生のとき同じレーシングチームにいたあのくそ速いM.Tくんが着ていたあのレースワンピだよ。中学生のとき同級生のくそ速いN.Yちゃんが着ていたあのレースワンピだよ。嗚呼、高校生になっても僕はついぞレースワンピを着ることはなく、数年遅れのださいスキーウェアでレースに参加していたのさ。

 

僕の両親は不相応なものは決して子供に買い与えないというお偉い主義を貫く頑なな精神の持ち主だったので、相応するテクを持たない僕には最低限のスキーギアしか与えてくれず、そんな僕はまわりのレーサーが次々と買い与えられている(もしくはスポンサーがついている!!)かっちょいいギアをヨダレを流しながら眺めていた。

 

M.T3兄弟のサロモン747が憧れだったのさ。OくんのロシニョールのRのロゴをいつも授業中に落書きしていた。Kくんのエラン、Iくんのフィッシャー!いつかは僕もアトミック!でも両親が僕に買い与えてくれたのはアルペンのやっすいハートだった。

 

ハートってなんなん!?

 

わかる人にはわかるトークを進めて参りましたが、とにかく僕はスキーブランドの持つ魔力に幼い頃から取り憑かれていて、大人になった僕はついに爆発してしまったわけでした。

 

さて、2秒を金で買った男の行方はいかに?

 

次回マスターズ第5戦は2月14日。

 

乞うご期待、おれ!!!

 

 

 

スキーブログ 2016-2017 14th Run マスターズ第4戦結果報告@白峰アルペン競技場

 

日にち:2月7日

場所:白峰アルペン競技場

天候:雪

ゲレンデコンディション:並(非常に柔らかい)

雪質:新雪

移動手段:ジムニー

タイム:1本目 43:09秒(トップとの差 4秒65) 2本目 42:21秒(トップとの差4秒01)

 

前回のブログで目指せトップ差5秒以内を宣言して、マスターズ第4戦目にしてその目標をついに達成した。

 

がしかし、今回のレースはなんとも不思議な気分が残るものとなった。

 

第4戦目はコースに常に新雪が積もり続け、旗門まわりのバーンは赤子の手のように柔らかく、次の旗門をちらっと見ただけでターンができてしまうほどだ。このようなコースコンディションはなかなか誰にも経験がないようで、国体経験者の前走者のタイムが40秒と発表されたとき、参加者たちがどよめいていた。

 

「なんか遅くないか?何があったんじゃ!?」

 

前走者がリフトに乗って帰ってくると、知り合いレーサー達になにやらコース情報を伝えている。僕は忍者のように聞き耳を立てる。

 

「ほとんどまっすぐ行けますよ。下手にターンで加圧したら一発で減速ですよ!加圧したらダメです!」

 

みたいなことを言っている。それを聞いた6、70代のレーサーは「わしら向きじゃ!力がいらんのやさけ!(金沢弁)」と喜びの声をあげる。

 

なるほど、ターンで加圧せずに自然に曲がればいいのね。あとは速度を出すためにクローチングで攻めるか。僕はひとり無言で心の中で作戦を立てた。

 

今回はポールのセッティングをインスペクション(コース下見)中にすべて暗記した。強者レーサーがレース直前にイメージしながら手を動かすみたいに、僕もイメージを頭に叩き込んで、なんともそれらしい感じでレース前の準備を進めた。よし、今日こそはいいタイムを出そうじゃないか。

 

そしてレース開始。次々とタイムがアナウンスされていく。

 

なぜだ?みんな好タイムだ。80代も70代も60代も50代も皆、タイムにあまり開きがない。

 

そして僕の番が来た。滑走中はほとんどダウンヒルの選手になったつもりでクローチングを続け、ゴールとともに電光掲示板を見上げる。

 

43:09。うん、まずまずだ。さてトップのタイムは!?

 

38:44。

 

おっしゃ、ざっと暗算して5秒以内に詰めたぜ!ひゃっほー!

 

しかし、あとで気づいたことだが、この日、ほとんどの参加者がトップと5秒差以内に詰めていた。

 

そして僕の心は複雑な気分に。みんな5秒差やん、、、。

 

というわけで次回は3秒差まで詰めたいと思います。

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雪が降り続ける競技場。

 

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愛車ジムニーは雪がよく似合う。

 

 

 

 

スキーブログ 2016-2017 13th Run @立山山麓スキー場(極楽坂・らいちょうバレー)[富山]

日にち:2月5日

場所:立山山麓スキー場(極楽坂・らいちょうバレー)

天気:曇りときどき雨

積雪:190cm

ゲレンデコンディション:がたがた

雪質:重い湿雪

移動手段:フィット

所要時間:1時間30分

同行人:妻(骨折中)

 

むかしむかし極楽坂スキー場で行なわれたスキー大会に出た記憶がかすかにある。子供心に「極楽坂」と聞いて、なんとなく身がすくんだ覚えがある。

 

今回、そんな記憶をたよりに何十年ぶりかに極楽坂スキー場へ向かった。

 

朝6時半出発。車に初めてETCを搭載して休日割引だぜ、イエーイと高速道路を使って立山に。

インターを降りてから立山山麓スキー場までトンネルはわずかに一本のみ。道もあまりぐねぐねしておらず、なんとまあ快適なことか。富山市内から1時間以内で行けるというのも魅力のひとつだろうか、8時前に着いたのに駐車場はすでに半分くらい埋まっていて、「今日は混むんじゃなかろうか」と不安になる、せこいおいらでございやした。

 

今回、骨折した奥さんは気晴らしにと、一緒に同行してくれたわけなのだけれど、奥さんは新聞や雑誌をひたすら何時間にも渡ってむさぼり読むという特異な特技を持っているので、僕がスキーに夢中になっている間も、そのような時間の過ごし方ができる。うーん、なんと息が合った夫婦と思いきや、骨折してて荷物があまり運べない奥さんを半ば置き去りにしてリフトに乗ろうとしたものだから、さっそくケンカが勃発。

ヒートアップしたままリフトに乗り込んだ僕の頭は、立山から吹き下ろす霊験新たかな冷たい風に冷やされて、反省した僕はリフトの上から奥さんにメールを送った。

 

「さっきは焦っててごめん!」

 

奥さんからも返事があり、一件落着。山頂に着くと素晴らしい景色が待っていた。

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富山湾と向こうにかすかに見えるのは能登半島か。いい眺めだ、今日も思いっきり滑るっちゃ!(富山弁?)

 

極楽坂は名前の通り、転ぶとそのまま極楽浄土入りしそうな急斜面が次々とやってくる。リフトから見ていると、転んだ人が次々とスーパーマンの体勢で手を前に伸ばしたままうつぶせで斜面を滑り落ちて行く。その距離およそ30メートル。

 

あんなの見たら絶対に転びたくない。でも今日の課題は、急斜面の高速によるカービングターンということなので、びびりながらも緩斜面が見えたところから高速で突っ込んで行き、おりゃあっと片足の裏面に加重をかけ、腰から下をぐいんとひねると、スキー板がうわんとたわんで、強烈なターン弧を雪面に描き始める。この爽快感や、なんたること。自分が地球の一部になったくらいの遠心力を感じる。、、、快感!

 

しかし、このうっとり高速カービングも気を抜くとすぐに未圧雪ゾーンまで突っ込んで行くはめになり、湿った雪で覆われた未圧雪ゾーンは極楽坂に突如現れる地獄だったりもする。まじで怖い。転んだら極楽やなくて地獄行きや。南無阿弥陀仏

 

何本か滑ってるうちに極楽坂にイイ感じでとけ込むおいら。調子も出て来てどうやら極楽浄土行きは免れそうだぜ。

余裕が出て来た僕は、ゲレンデに建つ味のあるロッジをパシャリ、看板とパトロールのお兄さんをパシャリ、立山山麓の大自然をパシャリとなかなか充実した時間を過ごしたわけでありました。

 

そのときの写真はこちら。

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喫茶HOBO

 

 

 

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トロールのお兄さんがなんとなく照れている。(勝手に撮ってごめんなさい)

 

などなど。

 

この日は気温が高く、昼の12時にもなるとゲレンデは重たい雪の塊がそこら中に溜まって荒れ荒れ状態に。これ以上滑ってると大ゴケして怪我しそうだな。8時から滑ってリフトは17本乗ったし、理想のターンにも近づいた。感無量。

 

というわけで12時には切り上げ!

 

この後奥さんと合流し、奥さんが見つけた素敵な雪の散歩道を一緒に探索。そのときには奥さんとも仲直り、僕のテンションもすっかり上昇でこんな感じに。

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いい週末だった。

 

次回はマスターズ第4戦。出るか高速カービングターン!?夢はトップと5秒差以内!

 

乞うご期待、俺!!

 

 

 

 

 

 

 

 

スキーブログ 2016-2017 12th Run @白峰アルペン競技場 マスターズ第3戦結果報告

日にち:1月31日

場所:白峰アルペン競技場

天候:晴れ

移動手段:フィット

移動快適度:良良良

コースコンディション:良

コース難易度:並

1本目:43:33秒(トップとの差7:86秒)

2本目:42:27秒(トップとの差7:71秒)

40代部の第2位(40代参加人数は2人のみ!)

 

マスターズレースもすでに3戦目に突入。今日あたりはトップと5秒差以内に詰めたいと目論んでいたけれど、よくよく考えてみれば、トップを争っている人たちって50代とは言え、どう見ても国体経験者風貌バリバリなんだよね。

そんな彼らに、小中高とほぼビリっけつを陣取っていた僕が、たった数回の練習と試合で5秒以内とかほざいているんだから、笑っちゃうわよ。

 

でも勝ちたい。勝てなくてもいいから、ミスのない速い滑りがしたい。

 

がしかし、この日もあえなく7秒差どまり。

 

まだまだの俺だ。

 

コースの斜面変化とポールの振り幅でどれくらいスピードが変化するのかまだ読めない。読めないので速度が下がりすぎたり、今度は逆に速度が出過ぎてターンしきれずにコースアウト寸前になったりする。

 

うむむむむ。

 

次の日曜日は立山山麓スキー場で一日猛特訓してきます。

 

次のレースは2月7日。

 

乞うご期待、おれ。(テンション低め)

 

ベンの滑走中のイメージ:

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スキーブログ 2016-2017 11th Run @シャルマン火打スキー場(糸魚川)

日にち:1月28日、29日

場所:シャルマン火打スキー場

移動手段:ジムニーJA22

移動経路:国道8号線金沢〜能生(新潟)

所要時間:約5時間

ゲレンデ積雪:330cm

天候:晴れ

雪質:固め→べた雪

ゲレンデコンディション:良〜並

同行人:妻(スノーボーダー

 

 

僕の奥さんは新潟市の人である。よってお盆と正月は必然的に新潟に行くことになる。

新潟に行く途中、金沢に帰る途中、いつも気になっていた「シャルマン火打スキー場」の看板。ホームページで調べてみると、どういうわけか、とても心が惹かれる。

 

生きていて、何かに導かれるということがたまにある。

 

アメリカのマウントシャスタや、モニュメントバレー、北海道の羊蹄山など、たまに山からのお呼びがかかることがある。

 

そこに行くと人生が開けるような経験をしたり、面白い人に出会ったりする。

 

そして、今回はシャルマン火打の山に呼ばれて行ってきました、べんと妻。

 

奥さんとは新婚旅行でアメリカをロードトリップしたことがあり、今回のジムニー国道の旅は、まるでロードトリップを再現しているみたいでとても楽しかった。

 

まずはこんな感じ。

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そしてこんな感じ。

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そしてついに乗り心地のあまりよくないジムニー新潟県にたどり着く!

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がんばったぜ、ジムニーと俺、そして奥さん。

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たどり着いたのはシャルマン火打スキー場まで約5キロのところにある、「ゲストハウス山楽」。オーナーがすごいナイスな感じの人で、さっそく来てよかったなあと実感。

 

宿の目の前には権現山という荘厳な山がそびえたっていて、夕暮れに染まるその景色にはるばる来てよかったなあと、さらに実感。

 

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近くの温泉につかり、近くの定食屋さんでオーナーが絶対に食べた方がいいと言っていたソースカツ丼を食す。まじでうまい。

 

宿に帰ってくると、ナイスなオーナーが酒の入ったコップをもって団欒広場をうろうろしている。流れで一緒に飲むことに。持参したワイン、ウイスキー、お菓子を次々と空けて行き、話は盛り上がる。埼玉県から糸魚川に移住したオーナーの話に耳を傾け、奥さんと僕の田舎(豪雪地帯希望)への移住熱が否が応でも高まってしまう。(※ちなみに奥さんとは越後湯沢あたりに住めたら最高だねと話してます。グリーンランドもいいよねって最近は飛躍もしております)

 

もともと旅館だった建物をオーナーが買い取ってゲストハウスにしたので、非常に自由な空間が生まれておりました。ここではライブが行なわれたりもしている模様。二階の広間にはドラムセットが無造作に置かれたりしていて、なんとも僕好みなお宿でありました。

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 気づけば日本酒の瓶を右手に持った他の宿泊客とも合流したりして、賑やかな夜は更けて行き、やがて眠たくなった僕と奥さんは部屋に戻って寝ることに。

 

「朝は絶対に6時起きしてリフトの始発に間に合うように出発するからね!」と奥さんに念を押して眠りにつくおいら。待ってろ、シャルマン火打!

 

そして朝、予定通りに出発したベンと奥さんご一行のテンションは予想をはるかに越えて超マックスに到達。決めのポーズもイナバウアー寸前に。

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この日は1000円払えばポールトレーニングに参加できるプログラムがあって、それに参加したくてやってきたのだけど、ポールトレーニングを数本こなして汗だくでゲレンデ正面のセンターに戻ってくると、何やら向こうからしょんぼりした奥さんがこちらに向かって近づいてくる。

 

ん?ん?ん?

 

よく見てみると、右手がぶらんとなって、湿布を貼った手首にテーピングが巻かれている。

 

「リフト2本目でこけて、右手をひねった。痛いよ〜」と半泣きの奥さん。奥さんはこの怪我で完全リタイアとなり、センターのカフェでずっと読み物をすることに。可哀想な奥さんよ。せっかく膝側のターンができるようになったのに。(後日、医者で骨折と診断されました)

 

「私のことはいいから、ポールがんばって!」

 

泣けるぜ、奥さん。本当にありがとう。

 

そんなわけで、午後もポールトレーニングに集中し、課題が山積みになったところで体力の限界を迎えて、帰ることに。半泣きの奥さんの着替えを手伝い、車に乗り込んで、いざ金沢へ。車中、利き腕がまったく動かない奥さんはわりと元気で、いろんなことを話しながら帰った。そして魚津にある伝説の家系ラーメン屋、「はじめ家」にも寄った。意外と元気な僕たち。ここの家系ラーメン、スープが体に優しい感じで本当におすすめです!

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※写真左奥に見えるのは骨折している奥さんの右手。ラーメンがとても食べづらそうでした。

 

書くのを忘れてしまったけど、行きの途中でフォッサマグナミュージアムに立ち寄って、日本の成り立ちのやばさを肌で感じ取って来た。まさか昔の日本があんなことになっていたとは!だから糸魚川〜白馬〜富士山〜静岡って何か得体の知れないパワーを感じるわけだね。みんなも行ってみるといいよ!!

 

それでは次回のブログはマスターズ第3戦。「果たしてタイムは縮んだのか、俺!?」編です。

 

乞うご期待!