日にち:2月26日
天候:晴れ
ゲレンデコンディション:良
雪質:乾雪
移動手段:フィット
所要時間:50分
リフト待ち時間:0秒
積雪:十分
春の訪れを空気の中に感じるようになりました。春はさよならの季節です。
冬が終わろうとしていて、僕はとてつもなく切ないんです。Facebookでフォローしているタカンボスキー場がクローズを3月12日と発表していて、それはまるで卒業してしまう先輩を見送るような気分なんです。
でもまだまだ僕のスキーへの情熱は止まりません!
今のところ3月はマスターズ最終戦を含めて5つの大会へエントリーしております。マスターズの最終戦を終えた後は完全なるアウェイ戦、たいら・牛岳・極楽坂・GALAと他県の試合にお邪魔するわけです。うげー、緊張しそう!!
というわけでまだまだ練習がしたい僕は競技志向の強いスキー場、たいら(座禅)スキー場へ日曜日の早朝にひとり向かったわけでありました。
リフト運行前に到着したにもかかわらず、スキー場の駐車場にはすでに5、6台の物好きが集結しておりました。そしてほとんどがお一人様のおじさんでありまして、好き者やのおと呟きながら、いそいそと準備を始める41歳の僕もまた、好き者のヤングなおじさんなわけであります。
誰もいないリフト運行前のゲレンデ。
前回の一里野温泉スキー場での練習がいまいちだったので、今回はリフト始発からノリノリで練習開始。人もまばらなので限界まで飛ばしてのターンを次々に決めて、速度に対する恐怖心を克服するのには持ってこいのコンディションでした。
Snowyというスキーアプリを使うと、最高速度やリフトに何回乗ったかを計測してくれて、この日は80キロあたりを行ったり来たり。このくらいの速度で試合ができれば入賞できるかもしれない。
でもそれはフリー滑走の話。実際はポールに振られてぐわんぐわんとターンをするはめになるだろう。もっとポール練習がしたいところだけれど、無所属の僕にはなかなか厳しい。この際、どこかのチームに入ろうかしら、なんて考えたりもします。
こんな感じで最高速度が表示される。81.7キロ!
この日は天気にも恵まれて、山頂から見える白く輝く山並みにしばし見入ったりしながら、練習すること3時間。来週の日曜日に行なわれるたいらCupのコース下見もかねて目標は達成。非常に良い滑りができた。課題が減りつつあり、残すはポールだよなあ、やっぱりという感想を持って下山を開始。
山頂からの眺め。美しい!
ところで、この日は基礎スキーの団体が来ていて、彼らの華麗なる滑りを拝見しながら、基礎スキーヤーを大学の音楽サークルに例えるならば、ジャズ研に違いないと思った。ならば競技スキーは正統派ロック部で、モーグルはプログレ変態系サークル。バックカントリーはレゲエ好きの集まる煙くさいサークルだ。いろんなスキーのスタイルがあって、性格によってやるスタイルが異なるのが面白い。
最近は山にいることが多いので、現代的な諸々の問題がどぎつい色をつけてどぎつく僕に迫ってくる。結構田舎な金沢でさえ、僕には結構しんどいのである。がんばれ、おれ。がんばれ、日本。がんばれ世界。がんばれ地球。
しっとりと終わり。
次回はマスターズ最終戦!!