スキーブログ 2018-2019 さかのぼり写真日記 10月→8月

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10月の初旬、金沢に飽きた我々夫婦は新潟、燕三条で行われていた「工場の祭典」という催し物に参加して、活気ある地場産業の現場を生で見てきた。農業のお手伝いバイトをしている自分としては気になる「鍬(くわ)」を作る工場を見学できて、日本の農業の奥深さを垣間見るのであった。工場の三代目、近藤さんのインパクトがすごかった。

 

 

 

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背油ちゃっちゃという、金沢人には聞き覚えのないラーメンジャンルが、燕三条では当たり前ということで、奥さんリサーチの店に勢いで入ってみる。これはもう最高のラーメンに出会ってしまいました。また行きたくなるラーメン。手打ちっぽい太さがバラバラの麺にからむしいたけ的なダシをつかった濃厚かつあっさりのスープ。最後まで喉越しから楽しめる絶品でした。餃子もまたうまかった。またぜったい行く。#中華亭

 

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9月下旬、金沢をあえて楽しもうという企画で、奥さん21世紀美術館へ行き、それからジビルバというクラフトビールを昼から飲める店で一杯ひっかけ、帰りに「カレーの市民アルバ」にて金沢カレーを食べるという金沢づくし。地元民として地元をあえて楽しむことも必要だと実感。しかし、地元民として金沢を楽しむというのは、なかなか工夫がいるのですよ。写真手前はレディースホームランカレー。

 

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フードブログ化してきた。9月某日、近所の焼き鳥屋「たかた」へ。〆の一杯のこのラーメンが素朴で美味しいんだわ。

 

 

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とにかく暑い夏だった。畑の水はけをよくする溝切り専用バイク。そして、僕にあてがわれたやたらにハンドルの重い軽トラ。もちろんマニュアル。このバイトのおかげでいつでもどこでもマニュアルの車運転できます。最後はすっかり農業人のおれ。

台風が何度も来て、畑のうねに貼ったマルチシートが何度もはがれた。台風一過の次の日の仕事はこのはがれたマルチを直すという作業が常になった。台風のばかやろー。

 

 

 

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9月中旬、奥さんががんばって買ったCX-3がようやく納車され、山中温泉へ。うしろに見える医王寺とは、僕のおばあちゃんの寺である。広い中庭と風流な滝まである。夏と冬はよくこの寺で遊んだ。僕のアイデンティティーのひとつでもある。

 

 

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奥さんのおじいちゃんが9月にお亡くなりになり、母と二人、深夜の高速に乗って新潟へと向かう。母72歳とともに仮眠をとった健康ランドのひなびた感じが、とても僕の中で原風景化しつつあるのはなぜだろう。母とふたりのロードトリップって物語性があるんだろう。

 

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8月お盆の新潟帰省。近い将来は金沢を出て新潟に住もうと本気で思っている。僕は新潟が好きだ。とにかく広い。自然が豊か。人々はのんびりしている。金沢みたいに見栄を張らない。ああ、僕は金沢がとにかく好きじゃない。自分が金沢育ち、そして金沢で仕事をしていることに滑稽な因果を感じる。新潟の広い空の下で思いっきり息が吸いたい。

このときはサービスエリアで車中泊。暑いのでドア半分あけて寝たら雨で体が半分ずぶ濡れになっていた。奥様のお父様とビアガーデン。奥様のお父様は僕よりたったの10歳年上なので、会社の上司とお話ししているような気分になる。熱い人柄、パワフル。結婚の挨拶のとき、それはもう怖かったですが、今ではこんな感じでトークしてます。

最後は奥胎内のヒュッテでの一枚。暑かった。楽しかった。

 

以上、10月から遡って、8月のあの熱い日々までタイムスリップ。

来月、岐阜のスキー場が人工雪でオープンします。

もちろん行きます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

スキーブログ 2018-19 近況報告

農業アルバイトを始めて早3ヶ月。とうもろこしの収穫も終わり、枝豆もぎ取り機は片付けられ、畑は秋冬野菜の収穫に向けて、種まきやら苗の定植に忙しい。

 

この夏、ほとんど黒人奴隷か囚人のような気分で炎天下の中、ひたすら農作業したせいで、夏がようやく終わりを見せようとしているこの季節に、わずかな希望や、この夏を耐え抜いた自分への賞賛を感じている(おおげさ)。

 

枝豆の収穫が終わった7月の終わりのある日、僕はある程度の熱中症にかかった。熱が下がるのに2日かかり、農作業に復帰するのに1週間かかった。あなどれない熱中症。その日以来、ポカリスエットと塩分タブレットを常に携帯するようになった。

 

暑さがやわらげばそれだけでいい。

 

そして冬が来て雪が降れば、それはもう僕のための世界となる。

 

ということで、この夏はまったくオフトレしてません。本業の英語のレッスンも、1学期に細々とレッスンを欠席した生徒の振替が連続し、農業と英語の授業と、とにかく休む間も無く働いた。

 

そして、その間も小説をずっと書き進めていて、初めて第1章を原稿用紙22枚分で書き上げ、今は第2章にとりかかっている。

 

冬にはこれにスキーが加わるので、友達づきあいは少ないが、わりに忙しい人生である。

 

写真はまた今度時間のあるときにUpします。

 

みなさんもこの暑い夏、いろいろお疲れ様でしたね!!!

 

P.S

インターネットのプロバイダー詐欺の被害にあいました。みなさん気をつけましょう。NTTを語る光コラボ系の勧誘の話には絶対にのってはいけません。あいつら起業したばかりの未熟なヤクザです。「まとめて光」・・・てっ光コラボ、絶対にあかんですぜ。解約するのにひどい目にあった。おかげで教室の電話番号まで変わっちまった。FxxK!!

 

BabymetalのYuimetalの復活がつねに未確定なので、ベビメタのファンをやめようかと悩んでおります。そのくせ毎日1回はyoutubeで何かしらの映像を見てますが。10月のライブでもし欠席なら多分脱退なのだろうと思う。そしたらファンをやめようと思う。

 

以上、近況報告でした。

 

 

スキーブログ 出稼ぎ編

どーも!園芸部のべんです!

先日もお伝えした通り、無事農業アルバイトがスタートいたしました。

 

副業アルバイトを始めて早2週間、すでにとうもろこしの苗植えと巨大畑への水やりがプロ並みとなりました。それにしても腰が痛い。

 

農作業は基本土の上を歩く。しかもかなりでこぼこしているので、これは考えようによっては体幹を鍛えるよいトレーニングになる。しかも苗を植えるときは、膝を使わずに腰全体で上下運動をすれば、これはスクワットと同じ動きだ。そんなわけで、僕は農作業をしつつ、密かに来シーズンに向けた体力トレーニングを実施しているわけであります。これでお金をもらえるなんてマジ最高。

 

農作業って自然と対峙しているので、仕事という感じがしない。営みという感じがする。よって朝6時半からの仕事もそれほど苦痛には感じない。11時には作業は終わり、昼間休憩して、夕方からは英語教室の仕事。体を使ったり頭を使ったり、一日はあっという間に過ぎていくけれど、最近心も体も健康で良い。

 

僕は仕事の合間に小説を書いている。夢は小説家になることだ。もっと具体的に言うと、小説を書いて大ヒット。映画化されて印税がざくざく。その金でアイスランドに奥さんと移住。作家の国アイスランドで死ぬまで創作活動。

そんなことを夢見ている。

夢は実行しないと叶わない。

なので、少しずつだけど、実行している。

 

話戻って、農業。

レタスの収穫は楽しい。トマトの収穫はたいへん。コーンと枝豆は苗を植えたばかりだから、どんな風に収穫するのかが今から楽しみだ。自分が植えた何百という苗が育っていくのを毎日観察できるのもこのアルバイトの楽しみのひとつである。

 

僕が農作業をしている現場には、ボスがひとり、パートのおばさんたちがふたり。わりと和気あいあいとしているので、マクドナルドなどで見られる殺伐とした職場の雰囲気はまるでない(もちろん、すべてのマクドナルドが殺伐としているわけではない)。本当にこの仕事を始めてよかったと思っている。

 

みんな若い人たちがもっと農業に携われるような国になればいいなと思う。農業がダサいなんて一体誰が思っているのだろう。はっきり言って農業はかっこいい。

 

さて、そんなわけで、次のブログはコーンの収穫の頃になるかと思われます。みんなトマト食べようぜ。コーンもよろしくね。

 

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コーン畑に水やりをするクールな筆者。(自撮り)

 

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トマトは高級品。一個一個がたまに現金に見えるぜ。

 

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職場から見える白山。毎日白山の姿を確認することから僕の一日は始まる。

 

 

以上、自然派Benからのレポートでした!

スキーブログ 番外編 近況報告を兼ねた近況考察

どーも!スキーブロガーのベンです。

2017-18シーズンは雪の降り始めが早かったものの、3月の降雪がほぼなく気温も高めだったこともあり、どのスキー場も最後らへんは微妙な雪不足に悩んでましたね。

 

さて、シーズンを終えてすでにスキーロス状態に陥ってしまった僕はその代替処置としてオフトレに励むかと思いきや、4月5月の天候不順のせいでいまいち集中できなかった。

 

仕事が午後というか15時くらいスタートの僕はそうなると午前中が異様に暇でありまして、最近は小説なんてものを書こうと試みてはいたものの、数行書いては破り捨てる毎日。(実際はパソコンで書いているので、デリートする毎日)

これではムーミンパパと同じじゃないか!(ムーミンパパの職業は、たしかまだ1行も書いていない小説家だったはず)

 

ムーミンと言えば、その昔大学生の頃、一人暮らしのアパートである日ぼんやり見ていたテレビからムーミンのアニメが流れてきて、それをなんとなく見ていたんだけど、ムーミンってあれですよ、あれ。すごい示唆に富んでいる物語ですよ。

その回は、ムーミンか誰かが森で採ってきたキノコを家でムーミンママか誰か以外全員で食べるんだけど、なんとそのキノコ、マジックマッシュルームだったらしくて、一人のぞいて全員、酩酊状態。みんなやる気なくしてベッドで転がったり、ふわふわ踊りだしたり、それはもうハイというかダウンというか、物語のオチとしては、これではいかん!みんなもっとしっかり生きて行こうぜ!って感じだったのを今でも覚えている。シュールなんだけど、リアル。

 

さて、ムーミンの話に脱線しましたが、午前中の執筆活動もあまりうまく行かず、Youtubeで昔好きだったメタルバンドなどをサーフィンしていると、並んだサムネイルの中で異様に目立つ女の子の笑顔を発見、思わずクリックすると、それはBABYMETALだったわけであります。

 

それからと言うもの・・・・

 

はまってしまったわけです・・・・

 

BABYMETALに・・・・・

 

BABYMETALを知らない、もしくは知っているけど興味がない方に念のためお伝えしておくと、BABYMETALはアイドルとかメタルバンドとかそういう小さい枠の話ではなく、伝説を現在進行形で創り出しているヒーロー(ヒロイン)なんだと僕は思います。

 

世界中のメタルファンもアイドルファンもアニメファンも普通の人もメタリカ本人たちもレッチリ本人たちもレディーガガ本人もアリアナグランデ本人もテッドジャンセン(有名なマスタリングエンジニア、実は僕は昔彼に会ったことがある、というかマスタリングしてもらったのさ・・・)も、みんなBABYMETALに夢中になっている姿を見て、僕は鳥肌が立ってしまったのさ。ロンドンのライブホールの周囲にできる長蛇の列、アメリカの地方都市でのオーディエンスの熱狂、絶叫、キーの合わないメロディに必死に声を合わせるイカつい男性ファンの声、インタビューに答える世界中のファンの熱意、そんなものをYoutubeでずっと追っていると、どうしてだか涙が止まらない。

 

涙が出てくるのは、世界中がひとつになる様を目撃できるからだと思う。世界をひとつにできる力を持っていたのが、「Kawaii」と「メタル」を意表を突く形で組み合わせたBABYMETALだった。

 

そして、ちょっとライブにでも行ってみたいなと思って、BABYMETALのHPでスケジュールを確認したちょうどその日のその次の日からワールドツアーが始まることを知り、まあ、Wowと思ったわけですが、そのツアーから始まるBABYMETALの大きな試練に僕はますます目が離せなくなってしまった。

 

世界は今インターネットを通じてリアルタイムでつながっている。TwitterYoutubeInstagramFacebook、運良く僕は英語がわりとすらすらと読めるので、#babymetalで検索すると、それはもうすごい数でBABYMETALが語られている。そして、そこで知ったのが、メンバーの一人であるYuimetalが今回のアメリカツアーに参加しておらず、ファンたちが騒然となっていることだった。

 

詳しいことを書けば書くほどなんだかコアなファンっぽくなってしまうので、詳細は割愛しますが、とにかく、日々更新されていくBABYMETALのツアーの様子を見る限り、BABYMETALはいまだに伝説を更新しているみたいだった。メンバーが一人欠けた状態で、苦肉なのか最善の策をとったことで、BABYMETALの格がさらに高まったように思えた。新曲のレベルも異様に高く、どこまで行くのかまったく目が離せないBABYMETALデス!(語尾にDeathをつけるのがBABYMETALのしきたりDeath!!)

 

僕は昔、それなりにファンを獲得したバンドをやっていたので、すこーしだけわかるのですが、バンドが成長していくときにつきまとうジレンマが「変わるべきか」、「変わらざるべきか」という問題。

既存のファンはバンドに「変わらないこと」を願い、コアなファンは「変わっていくこと」を受け入れ、にわかなファンは「変わってしまったこと」で見切りをつけて離れていく。実際、BABYMETALの新しいライブ映像に対するコメントの中にこんなのがあった。

 

「BABYMETAL終わったな」

 

シネ!って感じだね。

 

さてさて、なかば中毒的にBABYMETALを追っていた午前中の暇人ですが、そんなことではイカーン!ということで、副業を始めることにしました。ちなみに前始めた翻訳の校正の仕事はあまりにも仕事が回ってこないのでやめました。

 

アルバイトの面接に行って、その後無事に採用のお知らせ。今回僕がやる仕事は兼ねてから興味があった、「農業」であります。トウモロコシやレタスなどを収穫するお仕事です。ああなんだかとっても楽しそう。ここで得たお金を来シーズンのスキー修行に一部使おうと思っておる次第であります。

 

長々と失礼いたしました。それではみなさん身体に気をつけながら、日々を楽しく生きてください。そして車は必ずロックしよう。財布は人目のつかないところへ!

以上、この3週間の間に財布から3万円を抜かれ、あげくの果てに財布をなくした(盗まれた?)スキーブロガーベンからのありがたいお言葉でした。

 

Seeeeeeeeee Youuuuuuuuu!!(BABYMETALをリスペクトしつつ)

 

 

 

 

 

 

 

スキーブログ2017-18シーズン 48th, 49th, & 50th Run @ シャルマン火打スキー場 ついに6位入賞!編

48th 4/10 シャルマン火打 アルペン試乗会

49th and 50th  4/14, 15 シャルマン火打 Icetee Cup 第3戦・第4戦

 

まずは滑走日数48日目のシャルマン火打から。

この日は、中学生のときの同級生Sくん(歯科医)(1級保持者)とともに、Sくんの運転する高級車(ランドローバー)でホームゲレンデのひとつであるシャルマン火打に向かった。

 

誰かが運転する車で向かうスキーってなんて楽なんだ!

 

と僕は感激した。

 

彼の運転する「高級車」への嫉妬からか、僕は終始、

「なんかディスプレイの日本語のフォント変じゃない?」とか、

「ドア重すぎない?」とか、

「内装が雑だね。やっぱ外車より日本車だよ」など、がんばってディスっていたのだが、人ができているのか、この歯科医である同級生は、

 

「そうだよね!俺もそう思ってたんだよ!」

 

などど、歯科医特有の輝く白い歯で笑ってみせる。なんて爽やかな野郎なんだ。しまいには自分でもランドローバーの悪口を言い始める始末。

 

さて、試乗会当日、4月だというのに降雪があり、ゲレンデには雪が積もってしまっていた。シーズン最中の寒い時期ならそれは恵みの雪ともなろうが、春に積もる雪は湿っていて非常に重く、せっかく圧雪されて整っていたバーンも最悪な状態に。こんなんで試乗会のスキー板を試乗しても、いまいちその性能がわからない。

 

それでも僕と同級生くんは何度も試乗用の板を履き替えて、悪雪のゲレンデを繰り返し滑走した。おかげで翌日はひどい筋肉痛に。

同級生くんは、材質や構造にこだわるオタク気質なので、いろんな板を履いて楽しそうだったけど、僕は目当てのレーシング・モデルがまったくなかったせいで、最後らへんは自分の板を履いて、迫るシーズン最後のレースに向けて練習を試みたが、ボコボコの悪雪ゲレンデのせいであまり練習にはならなかった。

 

 

さて、シーズン最後のGS大会。結果から言うと、6位入賞!!おめでとうの俺!!

 

しかし、僕が6位入賞した第2戦目の、35歳〜45歳の部の参加人数はたったの8人だった。しかも、1本目のレース直前の点呼でわかったのだけど、そのうち二人が不参加。ということは、その時点で僕の6位入賞は確定していた。(無論、転んでコースアウトでもしない限り)

 

ああ、これで喉から手が出るほど欲しかった賞状がもらえるぞ。転ばないように慎重に。そんな思いで滑った1本目はもちろん大した滑りではなく、6人中6番目のタイム。

ということは、次の2本目の滑走順はクラスで最初の滑走となる。

 

それはさておき。

 

2本目のレース前は、今シーズンすべての滑りを集約させたいと思い、自分なりにとても集中して準備を進めた。

 

2本先の旗門を見てターンすること。

ターン後半はずらさないこと。

及び腰にならずに攻めること。

 

呪文のようにそれらの言葉を繰り返し、入念にストレッチをし、コースに立つ旗門をイメージ。先に滑走する選手を観察し、点呼を待つ。

 

午後になると濃霧が山頂から下って来て、スタート地点から数旗門先までがガスに包まれてしまっていた。2旗門先までしか見えない視界不良の中、次々と選手たちがその霧の中へと突っ込んでいく。

 

霧の中へ突っ込むの嫌だなあ。俺んときだけ、霧晴れてくれないかなあ。

 

と思っていたが、霧は最後まで晴れなかった。

 

仕方ない。それはそれ。やるしかないだろう。

 

スタートを合図する電子音に合わせ、僕は勢いよく霧の中のコースへと突っ込んでいった。

 

霧は最初の3旗門にしかかかっておらず、そのあとはゴールまで視界良好。ターンもズレず、旗門の先も見える。どんどんスピードが増していく。自分でも感じたことのないくらいのスピードで次々と旗門を通過していく感覚はまさに快感だった。ポールにほどよく体が接触し、ゴールした時、すごくよい滑りだったと実感できた。

 

タイムは目標の40秒台には届かなかったけど、50:23とほんのあと少しだった。5位の選手とも1秒ちょいの差だったので、不戦勝的6位ではあったものの、たいへん満足のいく6位入賞となった。

 

表彰式で入賞して名前が呼ばれるときの興奮と言ったら!!

 

しばらくスキーはやめられませんね。

 

ということで、今シーズンはこれで最後だけど、また来シーズンに向けて楽しく頑張って行きたいと思います。

 

2017-2018シーズンよ、さようなら。次は2018-2019シーズンだ。みなさん、来シーズンもブログでお会いしましょう。読んでくれてありがとうございました。

 

写真ダイジェスト!

 

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レースを終えて満面の笑み。

 

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満面の笑み。

 

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2018年国体成年男子Cクラス優勝の藤井選手から賞状の授与!

 

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名誉!

 

 

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レースは楽し。

 

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みんな最速目指して。

 

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スタートの緊張感。

 

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ターンからターンへ。

 

 

 

シーズンからシーズンへ。

 

 

See you next time!!  

 

スキーブログ2017-18シーズン 45th, 46th, & 47th Run @たいら and フリィザルフィヤットル(アイスランド) おまけ:アイスランド一周ロードトリップ・フォト日記

45th たいら(3/20)

46th フリィザルフィヤットル Hlíðarfjal, Iceland (3/28)

47th たいら(4/4)

 

 アイスランドでのスキーは、とても楽しかった。

レンタルスキーでエキスパートモデルを選んで、いまいちサイズの合わないブーツとエランのSLの板だったが、極北のスキー場においては道具は二の次。とにかくスキーをするという行為をひたすらに楽しむことができた。

 

アイスランド人やその他の外国人は、みな思い思いのスタイルでスキーを楽しんでいて、道具やスタイルの細部にこだわってしまう僕やその他の日本人スキーヤーとはずいぶん違うように思えた。大した知識も知恵もないまま高級の上級スキーモデルに散財してきた自分が馬鹿らしくなった。

 

借り物のスキーでもこれほどに楽しいものか。僕は子供みたいに何度も何度もTバーリフトにまたがって、気に入ったゲレンデを繰り返し繰り返し滑りまくって、もう一回!もう一回!と心の中で絶叫していた。

 

何がそんなに楽しいかと言えば、雪質と景色とフィヨルドから吹き上げる向かい風に向かって行うカービングターンがたまらなく楽しかった。向かい風のせいでいくらカービングをしてもスピードが上がりすぎないので、一定のスピードで体をかなり傾けながらターンして降りてくることができ、それはまるで遊園地の楽しげな遠心力系の乗り物に何度も乗り込むような感覚だった。

 

スキー場が街から見えるっていうのもよかった。スキーに行くぞって言って車に乗り込んでからわずか数分でスキー場に到着。スキーが終わって車に乗り込むと、わずか数分で街に戻ってこれる。地形がまるで日本と違った。

 

そんな経験を経て、日本に戻ってきた僕のスキーに対する姿勢みたいなものが少し変化したように思う。

 

まず、苦労してターンしなければならなかったラディウス27mの板を使うのをやめた。その代わり、曲がりやすい17mの板に戻した。

(※ラディウスとはスキー板のサイドカーブの半径のことで、ラディウスの値が小さいほど小回りしやすく、大きいほどターンがむずかしい。一般にR12m〜R30mの板があり、国体やワールドカップの大回転競技ではR30mの規定がある)

スキー業界では挨拶のように相手のラディウスを聞く習慣があって、ラディウス値が高いほど感心される傾向がある。なので僕も見栄を張っていたのか、27mとやたらに高い値を誇っていたのだけど、結局それで上手に滑れているかと言えばそうではなかった。

 

僕の参加している草レースにラディウス規定はない。なので本当はラディウスが低い方がターンしやすいのだが、なぜかみんなバキバキのレースモデル(ラディウス23〜30くらい)だ。もちろんそれらのバキバキの板を扱える人が大半だが、僕には正直扱えなかった。よってそんな板で滑るスキーは楽しいものとはあまり言えなかった。

 

アイスランドでのスキーがとにかく楽しかったので、僕は見栄を捨ててスキーを楽しむことにした。来週シャルマンスキー場で僕にとって今シーズン最後のレースがある。もちろんR17の板で参加して、僕はひそかなるタイムアップを期待している。だって、簡単にターンできるんだもの。ずるいかもしれないが、タイムアップすることの方が僕には大切だ。ラディウス値はいずれ上がればよいだろう。

 

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アイスランド、フリィザルフィヤットルにて。

 

 

 

おまけ:

アイスランド1周ロードトリップ・フォト日記

 

Day1:

ケプラビーク

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成田から11時間。デンマークコペンハーゲンで乗り換え。行きの飛行機の中から見えていたのは、スカンジナビア半島を埋め尽くす雪、雪、雪。雪に埋もれる北欧。

 

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コペンハーゲンで4時間ほど時間を潰し、ようやくアイスランドへ。デンマークからの3時間のフライトがかなりきつかった。日本を出発して18時間後にようやくアイスランドが見えてきた。

 

Day2:

レイキャビク

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2日目の朝に空港のレンタカー会社で、半年以上前に予約していたMazdaCX-3をピックアップ。アイスランドは凍結・氷結が当たり前らしく、日本ではすでに禁止されているスパイクタイヤを履いていた。タイヤがアスファルトをガリガリ言わす音が懐かしい。

 

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地球最北端の都市レイキャビクの市内を観光。とても小さな街で、市内でもっとも高い建物はこの教会ということらしい。観光客もまばらで、空気がやたらにクリーンでなんの匂いもなくて、なんだか外国に来たような気分にまったくならなかった。

 

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レイキャビクのコンサートホール、ハルパ。おしゃれ。アイスランドは付近を流れる暖流のおかげでイメージほどは寒くないと言われているけど、微妙に寒かった。

 

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2日目のレイキャビクの宿はホテルと言う名の民泊。住民のいる普通のアパートの一室を借りてのステイとなった。このアパートを探し出すのに一苦労してどっと疲れた。ちなみにアイスランドの食べ物の物価は異様に高く、(ラーメン一杯2500円くらい)この日の夕ご飯は日本から持ち込んだ缶詰とカップラーメン。もちろん胸焼け。

 

Day3:

レイキャビク→Nupar

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3日目、ついにロードトリップ開始。借りたレンタカーのワイパーのゴムが劣化してて、わざわざ空港まで一度戻ってレンタカー屋さんにゴムを取り替えてもらってからの出発。それでもアイスランドスパイクタイヤのせいか、粉塵がひどく、フロントガラスがどうしてもすぐに汚れて見づらくなってしまい、非常に運転しにくかった。それもそのうち慣れたけど、最初はなかなか景色を楽しむ余裕もなかった。慣れない外国の道路ですから。

 

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リングロードと呼ばれる国道1号線アイスランドをぐるっと1周できる。緊張しながらの運転。

 

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こんな感じで地形に沿ったダイナミックでガードレールがほとんどない道を時速90キロでひた走る。追い抜きは対面車が来ない一瞬で行われるので、後続車に追い抜かれるときは、彼らに忍者のようにぴったり張り付かれてから抜かれるので嫌なプレッシャーを受ける。

 

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道中立ち寄った氷河。人生初氷河に感動の著者。アイスランドの氷河はヨーロッパ最大なんですって。

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氷河が山肌を削って本当に川のように下りて来ているのがわかる。氷河って偉大だ。

 

 

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3日目のお宿はとても素敵なホテルだった。受付やレストランをセンターにして、1階建ての部屋が左右に並ぶ。テラス側のドアを開けるとすぐに外に出られるので、なんか面白かった。そして、このドアがその夜、オーロラへと繋がるドアとなった。

 

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疲れて夜の9時にはすでに眠っていたのだけど、オーロラが見えるか気になって眠い目で外に出てみると、空全体にゆらめくものが。肉眼ではじつは緑色ではなくて白かった。なので、眠る奥さんに「オーロラ出てるけどなんかしょぼいよ」と言って、そのまま眠ろうとしたが、奥さんが起きて撮影を開始。一眼レフをいろいろやっているうちにオーロラがすごいことになっていった。かなりの時間外にいて、僕はオーロラを発見する係、奥さんがそれを撮影する係。そんな感じでかれこれ2時間くらいは真夜中のオーロラ鑑賞を楽しんだ。

 

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オーロラが見られるのは短い滞在期間ではわりと少ないチャンスだったりもするらしいのだけど、3日目で見れた僕たちはとてもラッキーだった。

 

 

Day4:

Nupar→Hofn

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 4日目はわりとショートトリップで、氷河のふちをひた走る氷河Dayとなる。

 

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それはもうとんでもない景色が視界に入ってくる。あれはなんだ!?雪の塊が山の間に挟まってるやん!

 

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The氷河part1

 

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 The氷河part2

 

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The氷河Part3

 

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The氷河Part4

 

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The氷河part5

 

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氷河観光も終わり、港町であるホプンというところへ到着。その夜はホプンにあるユースホステルへ泊まった。街で観光客に人気のレストランへ。ラム肉のステーキが本当に美味しかった。(無論とても高かった)

 

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ワイーン。

 

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静かでとてもよい街。ホプン。

 

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こんな映画のようなシーンも宿から少しのところで見ることができる。

 

Day5:

Hofn→エイルスタジール

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エイルスタジールという街を目指して。途中、峠越えのとき、リアルホワイトアウトして生きた心地がしなかった。

 

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朝はホステルの広いキッチンで、日本から持参したレトルトのカレーとご飯を温めて、朝からカレーライス。日本の味は元気が出るね。

 

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砂糖をまぶしたケーキのような山々を抜けて。East Icelandのリングロードはほぼ車がいないと言っていいくらい、人がいない。

 

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徐々に不安になってくる。このような峠道の入り口には大きな電光掲示板があって、道の気温や道路状況がリアルタイムで表示されていた。アイスランド語なので意味はわからないけど、雪や風がやばいときはすぐに閉鎖になるらしい。

 

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 このときにはもう不安だらけ。この先に何が待っているのだろう。そういえばさっきひっくり返っているワゴン車がいたな。もう運転いやだ。。。。

 

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この前後に猛吹雪になり完全にホワイトアウトして何にも見えなくなった。奥さんの助けなどを借りながらノロノロと前進する。「うしろの車は止まっているわよ!!」とリアビュー奥さん。

 

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峠を無事に超えてほっと一安心!ポニーと呼んではいけないお馬さんがこっちを見ている!

 

 

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5日目の宿にたどり着き、勝利の祝杯。このあと、ベン・スティラーが映画の撮影を行ったという場所に向かおうとしたら、またホワイトアウトに巻き込まれ、断念。疲れもたまって奥さんと大げんかした。

 

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シャイなアイスランドの少年。

 

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アイスランド人は親しみやすい顔をしている。

 

Day6:

エイルスタジール→アークレイリ

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6日目はスキー場のある、アイスランド第2の都市アークレイリまでのロングドライブ。予定を変更してアークレイリに2泊することにした。

 

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 ここの道中がもっともアイスランドな北極な世界を展開してくれた。

 

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地球の果ては美しかった。

 

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ぽつん。

 

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凍結道路も慣れてくると90キロくらいは出せるようになるけど、急ブレーキは禁物。すぐにコースアウトして、地球の果てでレスキューを待つ羽目になる。そんな目にはアイタクナイネ!とにかく、何もなくて真っ白で僕は本当にこの景色が気に入った。

 

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北極的地帯を抜けると今度はマグマ的地帯が現れる。地表のあちこちから硫黄の匂いのする煙が上がっていた。

 

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アークレイリに行くまでの道中には見るべき場所がたくさんあって楽しかった。これは神々の滝、ゴーザフォス。

 

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ようやくアークレイリに到着!ここまで来るのにあらゆる地形をドライブしてやたらに疲れたけど、その分ビールは最高!(もちろん1杯1200円・・・)

 

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Fish and Chips!!  この頃には超物価高に対して感覚がマヒ。

「このスープ3000円?」

「安いね!」ってなります。

 

Day6: つづき

 

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赤信号がハートの形をしているような街なので、それはもう穏やかな街です。アークレイリ。

 

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なんの建物かは知らないけれど、メルヘン度は相当に高い。メルヘン小矢部(富山にあるメルヘンな街)とはぜんぜん違うぜ。アークレイリ。

 

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街から見えるスキー場。(写真真ん中で光っているのがゲレンデ)明日はあそこで滑るんだぜい!アークレイリ。

 

 

Day7:

アークレイリ 

フリィザルフィヨットル・スキー場

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間に見える海がフィヨルド

 

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頂上付近は風が強くてホワイトアウトしていた。木がまったくないので、どこがコースかわからず、ガスが切れて視界が保てる場所まで手探りで滑る。

 

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Tバーリフトにまたがり中。ヨーロッパのスキー場は強風が多いため、普通のチェアリフトよりもTバーリフトがわりと普通みたい。

 

 

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爪楊枝がいっぱい刺さってるみたいなスキー場。日本のスキー場とはぜんぜん雰囲気が違ったなあ。

 

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ゲレンデに直接駐車スタイルがワイルド。

 

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スキーを終えたら街まで数分。今夜は贅沢するぞ!

 

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飯!ラム肉!そして、

 

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Beeeeeer!!

最高の1日でした。

 

Day8:

アークレイリ→レイキャビク

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これにて1周1300kmの旅が終了。最後まで油断大敵なリングロード。最後に現れた海底トンネルもまた日本とは一味違った。

 

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だいぶ見慣れた風景。

 

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途中、お馬さんと交流。

 

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とあるレストエリアで見かけた看板。リングロードのレストエリアには無論トイレも自販機もない。というかアイスランドには自販機は存在しない。コンビニも。かと言って文明が遅れているのかと言うとその逆で、かなり先端の文明を行っていると思われる。コンビニも自販機も必要ないことがわかっている国民。首相も国民が直接選挙で選び、EUに入るかどうかも国民が決めた。彼らは入らないことを選んだ。男女平等世界1位。幸福度世界4位。この国から学ぶことは多い。

 

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アークレイリとレイキャビクのちょうど半分のところ。あと191km!!

 

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爆発したと思われる火山の火口へプチ登山。そしてレイキャビクへ戻ってきて、1300kmの旅を終えた。

 

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旅をすると人は勇ましくなり、こんな顔でワインを飲んだりもします。無事生還したお祝いにただでさえ物価の高いアイスランドにおいて高そうなレストランに突入。

 

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 ラム肉のサーロイン。

 

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高級デザート。お会計の額には文字通り目が飛び出た。しかし、どれも本当に美味しかった。

 

Day9:

レイキャビク市内観光→ケプラビークの空港ホテルへ。

 

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こんな素敵な国に住めたらいいな。

 

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 鴨さんも平和そうだ。

 

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アイスランド人は極夜になると、本ばかり読んでいるそうだ。国民の自費出版率が非常に高くその率はなんと世界1位で、10人につき1人強の出版率を誇る。「まだ本を出していないなら、彼は今執筆中に違いない 」と言われるほど、みんな執筆しているらしい。ああ、なんて素晴らしい国なんだ。詩人の銅像と共に記念撮影。

 

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最後の日らしく、この日は博物館や美術館をめぐった。

 

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僕は疲れてしまい、車で一休み。その間奥さんは美術館をひとりめぐる旅へと。写真は集合場所のハルパで、海を眺める著者近影 by 奥さん。

 

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初日に僕たちを迎えてくれたアイスランドらしい煙をあげる山が最後の日にも僕たちを見送ってくれた。

 

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アイスランド出身のシガロスというバンドは奥さんのフェバリット・バンドで、それが所以でアイスランドに来たと言ってもいいくらい。空港に向かう最後のドライブ中、シガロスの曲が車内を流れ、こんな空が眼前に広がっていて、奥さんも僕もお互い何も言わずに涙を流していた。

 

Day10:

帰国。

久しぶりに戻って来た日本は以前とぜんぜん違う風に見えた。アイスランドで感じたことをもとに、いい風に前進できると思った。仕事に追われていても、みんないつか必ず旅に出ようぜ。何かいい答えがそこにあるはずだから。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。以上を持ちましておまけにしてはずいぶんと長いアイスランド1周フォト日記を終了いたします。

 

最後に。

Mér finnst landið þitt!!

 

(写真提供:奥さん Takk!!)

 

 

 

 

スキーブログ2017-18シーズン 39, 40, 41, 42, 43, and 44th Run @ 栂池、シャルマン、高鷲、たいらスキー場

3/8 栂池 フリー

3/10, 11 シャルマン ポール練&GS大会

3/15, 16 高鷲スノーパーク ポール練、フリー

3/18 たいら フリー

 

今日はテクニカルな話をします。

シャルマンでのGS大会は、トップと5秒差の1本目で、2本目は大きく失敗して6位入賞なんてもんじゃなかった。2本目を滑っている時にターン後半が全部ずれているなあという冷めた感覚があって、こんな滑りじゃ何やっても勝てないだろうと、滑りながら思っていた。

 

そんなわけだから、表彰式のときに1位の方からスマホを渡され、「撮ってください」と言われた僕は、表彰台に上るその方の姿を跪きながら写真に収めるという最大の屈辱を味わい、結果、もっと練習する必要を感じた次第でございます。

 

さて、僕が感じた命題は、「なぜにトップと5秒も差をつけられてしまうのか?」

 

ということだった。

 

それを解明するために、毎日常設ポールレッスンを行っているという岐阜の高鷲スノーパークのポールレッスンを受けることにした。

 

このレッスンではかなり急斜面にセットされたポールをくぐり、毎回レーシングコーチに指導を受けることができ、自分の滑りのダメなところが完全に浮き彫りになった。

 

言われたことは以下のこと。

 

★ターン時の視線が次と次の旗門を向いていないので、急激なターンになっている。

★ポール真横で体が固まって、ターン自体がロックしてしまっている。

★内傾のときに、股関節がリラックスしていない。

★腰が外向しすぎて、シェーレンしている。

★ポールは徐々に振られているのに、同じ動きで入ってくるのでどうしてもターンが遅れていく。

 

まあ、いろいろ言われたわけだけど、確かに言われた通りだった。

 

この日のレーシングレッスンに参加していた京都の初老の方と、大阪の国体選手とリフト上で会話し、いろいろ見知ったわけだけど、レッスン後のビデオのダウンロードの仕方を大阪の国体選手さんに教わったりしつつ、撮った動画を宿でじっくり研究した結果、大阪の国体選手さんと僕の滑りがまるで違うことに驚愕した。

 

あまりに驚愕したものだから、ビデオの静止画像をスクリーンショットし、二人の滑りを並べてその違いを比較研究するくらいだった。

 

研究結果とその日コーチに言われたことをすべてノートにして、明日はポール練習よりもフリーで滑って自分の滑りを改善しないとこれはもうレースどころではないと心に誓った僕は、翌日雨の中、何十本とゲレンデを滑り降りた。

 

昼になって、センターハウスで大阪の国体選手さんとまた顔を合わせた。

 

「昼から霧も上がってポールレッスンあるらしいですよ」

 

そんな有用な情報に、ポールに参加しようかなあと心もゆれたが、滑りはまだ改善途中。コーヒーブレイクのあと、コンビニで買いためてあったパンをむさぼり食べて、またゲレンデの中へと突入していった。

 

いい感触はあった。どうしたら理想の滑りになるのか、すべての理論もわかった。

でも、100%いつでもどんな条件でもその滑りをできるわけではない。

そんなわけで、しつこいくらいに僕は何度も何度も斜面を滑り降りた。

 

手応えがあったのは午後の3時もすぎた頃。足はがくがくだった。

 

でも、次につながりそうな気がした。

 

さて、シーズンはほぼ終わりも間近だ。

 

写真ダイジェスト。

 

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上が大阪の国体選手。下が僕。あきらかに上体の向きが違う。

 

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これも上が大阪の選手。下が石川のへっぽこ。まるで別の滑りだ。それにしても石川の国体参加レベルの選手はみんな速いのでそんな石川県にいるのが苦痛だぜ。

 

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上が僕。下が大阪の選手。こりゃあ5秒くらいの差が出るのも頷けるぜ。

 

 

 

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話変わって、3月8日は珍しく中学のときの同級生といっしょに栂池にスキーに行った。彼は1級を持っていて、実際に滑りを見てみるとすごく上手だったのでびびった。まあラディウスが14くらいの板なので、上手いのは当たり前。GSの板を履いた彼の腕前を見せてもらいましょう!(今度、一緒に試乗会に参加します)

 

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濃霧のシャルマン。日本海が見えるシャルマンは濃霧の影響を受けやすいのだろうか。前がまったく見えないので、手探り、足探りの滑りは足に相当な負担となった。

 

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レース当日のシャルマンは快晴。でもレースは散々な結果となった。

 

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表彰台に上る方々。正直、くやしい。

 

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定宿のシャルマンの山楽。渓流釣りの下見に来ていると言っていた酔っ払いの50歳以上の方に、「同い年くらいだよね?」と言われた瞬間に、部屋に帰ることを決意したナイーブな42歳。かれこれ彼の(やたらに長い渓流釣りの)話を1時間は聞かされた挙句の同い年発言。どんだけ酔っ払ってたんだろう、と思いたい。

 

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岐阜の高鷲の民宿。この宿も相当に変わっていた。宿のあちこちに「あれをやるな」「これをやるな」という張り紙が貼ってあって、非常に行動しづらかった。ホテルよりも民宿とかゲストハウスとか山荘って個性があって、ネタにつきない思い出となる。

 

こんな感じです!

 

次はアイスランドのスキー場に行く予定です!