日にち:11月29日(木)
天候:晴れ
雪質:締まったバーンからザラメの人工雪
リフト待ち時間:なし
今シーズンは暖冬。
暖冬。
暖冬、、、。
僕の嫌いな言葉ナンバーワンだね、暖冬。
去年の冬のスタートが最高すぎたせいもあって、なかなか雪が積もらない各地スキー場のライブカメラを見ていて、やきもきとする毎日が続いている。
そんな中、シーズン初滑りを果たすべく、人工雪で1000mの滑走が可能なウイングヒルズ白鳥に行ってきた。去年もシーズンインは白鳥だったけど、そのときにはもうすでに冬本番のような雪が降っていた。雪は着実に積もっていて僕のテンションはシーズン初めからマックスだった。
しかし、今年は暖冬。
暖冬。
暖冬、、、。
パリ協定を離脱したアメリカのせいだな。環境意識の低い自分のせいだな。蛇行する偏西風のせいだな。その原因となっているエルニーニョのせいだな。
嫌いな言葉、第2位:エルニーニョ現象
好きな言葉:ラニーニャ現象、大雪警報、氷点下、凍結。
さて、今回のシーズンイン、コース幅がせまいのでスラローム用の板で滑ってみたのだけど、1本目からやばい!!おれ、なぜかうまくなってる!!
考えられる要因といえば、農作業による下半身強化がまっさきに思い浮かぶ。
5月に始めた農業のお手伝いバイト。足元の悪い泥の上をひたすら歩く、しゃがむ、持ち上げる、等々、いろんな体の動きが農業には取り入れられている。百姓とは、百ほどのいろいろな仕事があるという説もあるくらい、農業は毎日、ほぼ違う作業が待ち受けていて、文句の言えない立場にあるアルバイトである僕は、ひたすら言われたことを時間内に終わらせられるように努めてきた。その期間、およそ半年。僕はヘルマン・マイヤーになっていた。(ヘルマン・マイヤーは下積み時代、レンガ職人をしているうちにスキー用の肉体が勝手に作り上げれらていた。)
滑ることリフト15本、それでもやはり課題が見つかり、今シーズンのおぼろげな目標なども見えてきた頃、昇る太陽に溶ける雪。シャバシャバ、シャバドゥビ ♪♪ と歌い出したくなるくらい、雪はゆるゆるに。おまけに人は平日にも関わらず多くて、そのうち接触事故でも起きそうなくらい。8時に滑り始め、10時半には切り上げ、駐車場でガスボンベを使ってお湯を沸かし、カップヌードルを食べて早めの帰宅。
今シーズンはお金の節約のために昼食は持参、高速は極力使わない、などと工夫をするつもりだったけど、岐阜までの早朝真っ暗な山道国道が怖かったので、今回だけ高速を使った。去年まで対面通行だった東海北陸道が1年の時を経て、ほとんど4車線化されていることに驚いた。こつこつ進めるってすごいなと、地味に感動。
帰りは国道156号線をひた走る。ダムをぐるっと回るたいして楽しくもない景色。ダムってなんかうすら怖い。白川郷あたりから雰囲気は楽しい景色に転じたが、眠いやら頻繁なアクセルワークでスネの筋肉がつりそうになるやら、山の中の国道はやはり大変だった。
もう一言。
僕がスキーが好きなのは、雪景色も含めてなのだと、ゲレンデの中央に道路のように作り上げられた細い人工雪のコースを滑ってみて実感した。なかには熱心に練習している方達が大勢いらっしゃったが、僕は熱心にというよりは優雅に練習がしたいタイプ。せめてスキー場にだけでもいち早く雪が降り積もることを、雪が溶けてしまうくらい熱望してます。偏西風さん、蛇行しないでね!!!
さて、写真ダイジェスト。
次回は、それでも人工雪にもう一度行くか、寒波がちゃんと訪れてどうなるか、予測不能です。
チャオ!!