スキーブログ 2018-2019シーズン 45, 46, 47, 48, and 49th Run @たいら、GALA湯沢(新潟)、石打丸山(新潟) シャルマン火打スキー場  「フリーとポールで別人の人」編

3/20 たいら 晴れ ハード→ソフト

3/25 たいら 晴れ ミディアム→ソフト

3/29 GALA湯沢 晴れ ミディアム→ソフト

3/30 石打丸山 くもり、強風  ハード→ソフト

4/2 シャルマン 雪 重めのパウダー

 

僕、フリーで滑ってると、自分で言うのもなんですが、結構うまく滑れてると思うんです。ビュン、ビュンって感じで。

でも、大会でポールに入ると、最近はとくにへっぴり腰のズレズレヘタレ野郎になってしまい、ゴールした瞬間、その場から消えてなくなりたいような気分になるのです。

 

こないだのGALA湯沢で行われたマスターズでも、ズレズレヘタレマンに変身し、ゼッケンをゴールエリアで返却し、スタートエリアに戻って大急ぎで支度を終えた後は、スーツ姿に戻るスーパーマンのごとく、ゲレンデの一般スキーヤーに紛れながら、涙をこらえて練習に励んだのです。

閉会式は豪華景品がわんさかの、ウェルカムドリンク付き。僕はそんな屈辱には耐えられず、閉会式が始まってもずっとゲレンデで滑っていた。ちょっと疲れて、レストハウスでコーヒーをこっそり飲んでいると、閉会式を終えたマスターズの方々がぞろぞろと会場から出て来た。入賞して当たった、もしくは、じゃんけん大会で当たった景品を満足げに小脇に抱えながら。

中には真新しいスキー板を背負って出てくるお方まで!

僕はシートに深く腰かけ、自分の姿を消そうと努めた。

 

そして、次のような結論にたどり着く。

 

滑ったことのないスキー場で、滑ったことのないコースに張られたポールをガンガン攻めるなんてまずムリ!!!

斜面変化のわからないゲレンデでは、フリーでも探り探りになってしまう。それは怪我をしたくないからであり、それは自己防衛本能の正常な働きなのです。

 

ここからはずっと僕の言い訳が続きます。

 

ガーラのゲートはスタートから3旗門がまずやる気を削がれる感じで、いきなりヘアピン、蛇のとぐろかってくらい、速度の出ない部分をのろのろと行かされる。そして、細い廊下のようなゲレンデにも関わらず、落下防止のネットはなし。心細いロープが張ってあるだけ。そして、春のざくざく雪にもかかわらず、硫安なしのほれほれコース。最後は謎の急斜面に突っ込まされ、そんな謎に満ちたコースをまったく初めて滑る僕は、普段磨き上げた滑りなどできるはずもない。参加していたレーサー達は、ガーラに通っている達人に違いないはずだ。

 

W杯レーサーの安藤麻選手も言っている。

「私にはあの山に対する経験が少なすぎた。もっといろんなコースを滑らないといけない」

 

僕も同感である。

 

妙高であった去年の国体は、妙高出身の藤井選手が優勝した。ぜったいに地形を知り尽くしていたと思う。国体に出る選手がたまに口にする、「国体でいい滑りができたことなんてない」という言葉は、裏返すに、「そんなコース滑ったこともねえよ!」になると思う。

 

はあ、言い訳できて、すっきり!

 

心はもうすでに来シーズンに向かっております。来シーズンは高鷲の平日シーズン券(激安!)を買って、週1でポール、隔週で牧の入スノーパークでポール特訓するつもりです!!

そして、大会のコースを事前にしっかりと滑り込みたいと思います!!

 

それでは写真ダイジェスト!

 

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ヘタレ試合のあとのやけ酒 Part1

 

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やけ酒とやけ食い Part2

 

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やけ酒とやけ食い Part3

湯沢に来たら、中野屋でへぎそばを食べるべし!

 

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新幹線駅直結のバブリーなスキー場、GALA湯沢

 

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駅から直結のスキー場のエントランス。ホテルみたい。

 

前日入りしての車中泊。そして次の日もガーラで試合だったので車中泊2泊目に突入。

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狭い車中、花粉症で鼻がつまり、そして持病の痔(かゆいやつ)に苦しむという三重苦に苦しめられた2泊の車中泊。気分は路上生活者。

 

そして、2日目の試合は、脆弱な作りを露呈するガーラ湯沢が強風で営業休止したせいで、試合も延期。延期したら遠征の僕は試合に出られるわけもなく。(ガーラは、まずゴンドラで上に上がらなければスキーができないので、強風でゴンドラが止まるとすべてが止まる。この点はかぐらスキー場も似たようなものか)

 

でもせっかく新潟湯沢まで来てるんだからっていうことで、リサーチ開始。すぐ隣にある石打丸山スキー場が面白そうだったので、行ってみた。

 

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リフトの背面に、NEW CLASSICと書いてあったが、このスキー場は、新旧織り交ぜた面白いスキー場であることがわかった。最新のゴンドラ12人乗りと6人乗りチェアリフトがいっしょになったサンライズエクスプレスが刺激的。

 

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ゲレンデ中腹にある、古い建物。

 

 

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対比的にモダンなセンターハウス。


 

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ゲレンデを線路が横切り、墓場まである。

 

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山頂手前には、居酒屋まである始末!

 

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ひどく風が強かったので、居酒屋けんちゃんで休憩。

 

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こんなものまで発見。HARTってスポーツアルペンのメーカーだと思っていたが、もともとはUSA発のブランドであったことが判明。

 

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LOOKやTIRORIAのビンディングは、今もその風情を残しているのだなあ。

 

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そして、最後にシャルマン。4月に入ったと言うのに大雪。そして名物濃霧もやってきて、14時、滑走終了。

 

次回は今季最後のレース、ICETEE CUPです。磨き上げた滑りで挑む!もうヘタレはごめんです。