株日記 『株を始めた頃のはなし』

資金400万円からスタートした投資のお話です。

資金はすべて娘の学費と夫婦の老後に向けて増やす目的で始めて、目標の全体像はないが、まずは年間で50万円増を目指して今年のスタートを切った。

 

株はコロナ禍に口座を開いてとりあえず入金したのだけど、怖くてなかなか株を購入することができなかった。大切なお金だ。減らすわけにはいかない。

たしか47歳の誕生日の日に記念に無印良品でお馴染みの良品計画を100株購入してみた。さらにAREホールディングスも100株。そしてなぜかバイク王カンパニーを100株。

この頃は完全など素人で、ネットの情報を鵜呑みにしていた。目標株価通りに上がるのだと思い込み、ネットの掲示板の書き込みをアホみたいに信じた。コロナ禍で中古バイクの売り上げがやばいと言う。バイク王カンパニーの一人勝ちですね、なんていう声。しかし、バイク王カンパニーは見事に下がった。びびりの僕はすぐに損切り。現況を鑑みると、あのとき切っておいてほんとうによかった。

さて、良品計画もAREホールディングスも乱高下の激しい株価である。AREは配当が5%もあるので300株ほどに増やして、本当に配当金が入ってきてホクホクしたが、株価の調整というか低迷が長続きして、無計画に売却した。今も乱高下を繰り返す銘柄だが、いまだにホールドしておけば配当金も継続できたし、それなりの株価になってきたので、手放さなければよかった。しかし株は「たられば」が許されない世界。手放した自分をまずは分析して、つぎに繋げなければいけないのだろう。

良品計画はそれなりに含み益になったところで初の利益確定をした。6万くらいだったろうか。赤い文字の含み益が利益化される喜びを知る。ちなみに当初、良品計画は10年構想ですんごい会社に成長するらしかったのだけど、それをずっと信じることができなくて売った。今も乱高下を続けている。

そんな感じで最初の2年間が過ぎた。思えばコロナ禍だったから適当に買い漁っておけばコロナ後の経済回復で相当に稼げたのだろうが、やっぱり「たられば」の効かない世界。コロナ後のことなんてあの時はまるで考えてなかった。とにかく早く終わればいいとだけ思っていた。

 

つづく。