スキーブログ 2023-24シーズン 36th and 37th Run@ 高鷲スノーパーク and 志賀高原横手山スキー場 『素晴らしいシーズンアウト!』

4月18日 高鷲 くもり

4月21日 横手山 ポール練習 くもり

 

まずは直近の横手山から。

前日の午後4時に金沢を出て次の日の午後4時に金沢に戻ってくるという24時間のスーパー弾丸ポールトレーニングで今シーズンの締めくくりをしてきた。

結果から言うと最後の最後の一本でようやくできなかった滑りができて、ほんとに感無量って感じです。

できなかった滑りとは、ターン後半の角付け。

この日は気温が高く、コースが掘れに掘れまくる絶好の練習日和。カチカチバーンでは体験できないまた一味違う練習になったが、それが功を奏した。

ボブスレーみたいに旗門の横に長いカーブの溝があると、後半で角付けができない場合、そのまま溝からコースアウトしそうになるので、角付けができてないことがよくわかる。この日の練習はそれが如実に現れて、ポールの横を通るたびに「角付け!角付け」と声に出してまで意識はするのだが、まったく角付けできない。どうやってもエッジが立たない。コーチも「毎回後半に動作が止まっている」とか、「体を動かし続ける」とか「一カ所だけのエッジングに見える」など、的確に指導してくれるのだが、何度やっても踏めない、立たない。

今回はスキーのアプリを使って毎回ポールに入った時の速度を測っていた。

だいたい50km/h前後がずっと続き、どうしても速度は上がらない。やはり後半の角付けか。自分で滑ってても速度があがる気配がない。

そして最後あと2本というところで、コーチから「おしりをポールに近づけるような、くっつけにいくような感じ」と言われて、その通りにやってみると、板がぐるんとポールを回り出す感じがある。そして最後の最後に「1旗門目から意識的に実践するというよりか4旗門目あたりから意識をリズム化して実践するといい」と言われたのをそのまま素直にやってみると、これが上から下まで板が回り込んでくる心地のいい滑りに。速度はなんと55km/hまでに上がっていた。そういうことだったのか!ポールにおしりをくっつけるのか!

今まで角付け!と叫んでいるだけで、体は動いておらず「ターン後半固まっている人」としてシーズンやってきたけど、最後の最後でおしりをポールに近づける意識だけでほんとに角が立ち、ようやくターン後半まで体が動く人に昇格できたように思う。

 

今回参加した海和スキースクールは、コーチ陣がのんびりしていて、雑談みたいな指導で話しかけてくるスタイル。トランシーバで一言一言的確に細かくって感じではまるでない。まるでなぞなぞのような投げかけがあり、「井上さん、リズムね!」で終わったり、「溝が段ぼれしてるときは、外足をこう長く、自然な感じで」そんな感じ。

なので言葉の真意を探しながら滑るのだけど、「ポールにおしりをくっつけよう」はじつにわかりやすいアドバイスだった。僕好みのアドバイス

 

最後の最後に爽快な滑りに繋げられて、今シーズンの課題をようやくクリアできたといった感じだ。練習が終わったあとはさっさと片付けして、さっさと志賀高原を後にした。ありがとう、2023−24シーズン。来シーズンは最速の男として最後の45歳台グループを席巻したいと思います。そんなに甘くはないだろうけど。

来シーズンもがんばります!

 

最後の最後に55km/h。速さがぜんぜん違う!

 

見ての通り、もこもこなコースでの練習。となりの青学のスキー部は硫安撒いてたけど、こっちは撒かなかったのは、硫安が効きそうで効かなさそうな微妙なところだったからだけど、それが返って良かった。

 

海和ゲレンデ。今年もゴールデンウィークまで持ちそう。

 

 

高鷲ではショート板で3時間みっちり練習して帰りました。今季初の高鷲スノーパーク。

 

さて来シーズンもがんばります!

 

みなさん、読んでくれてありがとうございました。

 

Ben

 

 

 

 

 

春はいいな。

4月になって桜が咲くと、ほっとするのも事実。これでスキーに行かなくてもいいのだという変な安堵感を感じる。

もちろん、それはスキーが嫌になったという意味ではなく、義務感からの解放みたいなもので、その解放感が心地よい。

よって日中は比較的暇である。仕事は夕方からなので、のんびりと外の様子を眺めながらコーヒーを飲んだり、飛蚊症を良くするためのパイナップルをひたすら食べたりしている。(歳のせいで飛蚊症になりました。右目の視界に虫が飛んでるように見える)

ちょっと前なら飛蚊症になったことでパニックに陥っていたかもしれないが、重度の耳鳴りを経て、ストレスを溜め込まないような生活や心構えをしてきたおかげで、「受け入れる」ということが上手くなったように思う。

スキーに関しても「受け入れる」ことができている。今シーズンの上達はここまでだなあという受け入れ。それがあるから、今はベランダの日向を眺めながら、今頃高鷲スノーパークは楽しいだろうなあ、なんて余裕も出てくる。来シーズンに向けての課題はもうできているし、さらには体力づくりもテーマに入れてみようと思っている。ウェイトトレーニングなんてものもやってみたい。

結局スキーは自分との向き合いであり、他人はあまり関係ない。ライバルと勝手に僕が思っている人がいいタイムを出そうが、最下位になろうが、それは彼の問題であり、僕の問題ではない。よって、僕のタイムが遅かろうが、彼の問題ではない。

そう、僕はプライドが高い。しかし、そんなプライドももうどうでもいい。ちょっとずつではあるが、理想の滑りに近づいていくことこそが、最大の楽しみなのだ。

春はいいな。のんびりとした気分だ。

桜もきれいだ。

それではまた。

 

Ben

スキーブログ 2023-24シーズン 35th Run@シャルマン火打スキー場「icetee cup参戦」編

4月7日 シャルマン 晴れ 気温高め

 

家族でディズニー2泊3日の旅をしてきました。娘の目線を通して見る夢の国はすごい夢にあふれた魔法の国でした。楽しかったです。

 

さて、そんな旅から1日あけてのシャルマン、icetee cup。結果から言うと、安定の遅タイム。もう遅タイムには慣れてきた。この遅タイムの要因は、ポールトレーニングでみっちりと指導されたラインどりの成果だと思っている。今までは何も考えずにポールにぶち当たりながら突っ込んでいて、何気にタイムが出たりすることもあったけど、ラインどりが体に叩き込まれたおかげで、たわむまで角付けできないのにポールからはしっかり離れることができるようになった。このラインどりに角付けとたわみと加速が加わって初めて攻めるラインどりに取り組むのがよいのだろう。

よって今シーズンは遅タイムでもそれを受け入れようと思う。

スキーはそれでも上達しているので、さらにターンの精度を磨いてタイムをあげていくのが来シーズンなのだ。そうなのだ。

 

 

春なのでインラインで基本の確認しつつ、高鷲でフリーに行くかどうか。

そして最後に志賀高原の熊の湯・横手山エリアの今シーズン仕上げのポールトレーニングに参加して終了です!

 

Ben

スキーブログ 2023-24シーズン 33th and 34th Run @ ダイナランド and  八方尾根スキー場

3月27日 ダイナ ポールレッスン 晴れ

3月28日 八方尾根 フリースキー 晴れのち曇り

 

まずは28日の八方尾根の話。この日はスキー友達の中学の同級生と八方尾根に。彼は一級所持者なのでスキー談義に花が咲く。高速を降りてぜんぶ彼に運転してもらい、帰りも全部運転してもらった。ありがたや、ありがたや。

八方尾根も朝イチは硬めのバーンで楽しかったけれど10時にはもうゆるゆるのザブザブに。こうなってくると爽快に滑れないので、ドリルやって広大なリーゼンコースを横切ったら上からやってきたスノーボーダーに気づかなくて、彼を急ストップさせたようだった。通り過ぎざまにむっちゃ睨まれて、一応謝っておいたのに、さらにまた振り返ってまた睨んできたので、こっちもムカついてきて、ストックを雪面に叩きつけたら滑って降りて行った。喧嘩にならなくてよかった。

 

気分を立て直して、お友達とスキーを興じる。ふたりとも12時には足ががくがくになり、満足して家路についた。お友達に「うまくなったね」と褒めていただき光栄です。

 

毎回こここで記念写真。前は妻とここで写真撮ったなあ。

 

ナイスミドル。

 

いつかは一度やってみたかったIPAを飲みながら帰る。運転手つき!笑

 

さて、つぎは懲りずにまたポールに行ってきた。ダイナ。

この日は骨盤の立て方を中心に指導を受けた。そしてやっぱり角付けが足りないという指導も。わかっちゃいるが、立てられない。

 

意識が違うだけでこんなに違う。同じ場所。こっちは角付けの意識がないので体が起きていて、さらに猫背気味。骨盤が立ってないのだと思われる。

ほんとにこれが今シーズン最後のダイナとなりました。ありがとうございました。

 

いい景色

 

あざした。

 

マウントはく。白山。あざした。

 

最後に、左ターンのときの内側の脇が開く癖があることに気づく。肩のニュートラルポジションというものもあるらしいので、そのへんも課題に取り入れつつ、シーズンは終わりゆく。次はシャルマン火打のICETEE CUPに出場です。控えめにこっそりと参戦してきます。

 

追記:

角付けのための必殺技を考案。スマイルを立てる。蛍光反射シールが見えるまで角付けする。そのために貼ってみました。問題は剥がれやすいこと!

 

Ben

 

 

スキーブログ 2023-24シーズン 31st and 32nd Run ダイナランド『よっこらしょ、チラっ、うりゃー!!足裏膝腰足裏膝腰』編

3月18日ダイナランド 晴れ時々雪 北風寒し ポール練習

3月19日ダイナランド くもり ポール練習

 

2連チャンのポールトレーニング。泊まりではなく通いで。

昨日は睡眠導入剤が残ったままレッドブルを飲んだせいか、頭がもやっとして、朝イチのポール練習もなんだかもやっとしていた。途中からようやく覚醒したが、コーチングの指導をいろいろ取り入れているうちに頭が混乱してきてそれがそのまま滑りに出ていたような気がする。

 

そして2日目の今日。

今日が今シーズンのポールトレーニングが最後となる。今シーズンの集大成となるような1日になればよい。

うん、結果としては集大成になった。成果があったと思われる。気分はよい。

さて、タイトルにあるように『よっこらしょ、チラっ、うりゃー!!足裏膝腰足裏膝腰』とは何か。

今までポールに入る前に「センターポジションキープで切り替えで重心斜め前にして、そこから腰入れて外足踏ん張って、ターン後半に向けて角付けを深めて。板は横にしない。縦に踏む」って念じてスタート切ってたんだけど、あまりにも長すぎるので、滑り出した瞬間に全てが吹っ飛ぶ。

それで編み出した技が、イメージを擬態語にして簡素化するってこと。「よっこらしょ」は切り替えのときにうしろに椅子があるイメージでそこに座る意識にするとセンターポジションをとれる。「チラっ」は切り替え後にチラッとターン方向見るだけで案外重心移動できるから。そうするとちゃんと板がフォールラインを向いてくれる。「うりゃー!」は腰で板を縦に踏むイメージ。腰から踏めてたら、あとは最後の仕上げの角付け。この部分はコーチから「足裏から膝そして腰の順番でしっかりエッジを立てていく」と言われたのをそのまま「足裏膝腰足裏膝腰」と呪文風にアレンジ。こうすることで頭の中が非常にクリアになり、ゲートを通過しながら「よっこらしょ、チラっ、うりゃー!!足裏膝腰足裏膝腰」とやるわけである。

これがなんともうまくいくのだ。

みなさんもぜひ自分のイメージに沿った擬態語を呪文のようにして滑ってみてはいかがですか?案外いいですよ!

 

ちなみにこのアイデアは、いつもゲート練習でいっしょになる吉本さんがスタートがうまいので、どうやってスタートするんですか?って聞いたら、「水泳の飛び込みみたいにやるといいよ」と言われたのがきっかけ。水泳の飛び込みを真似してやってみたら本当にうまくいく感じがして、なるほど、スキーの中にそういうわかりやすいイメージを入れたらいいんだと思った。ありがとうございます!

それから井上春樹レーシングアカデミーの春樹コーチ、ふかいコーチ、山口コーチもありがとうございます!また10ヶ月後にお会いできるのを楽しみにしてます。このブログ読んでないと思うけど。

 

よっこらしょの部分

 

チラっの部分

 

うりゃあー!の部分。ちょっとポールに近いなあ

 


足裏膝腰足裏膝腰の部分はまだまだ。うりゃーの部分でポールに近すぎた分、動きがとまってしまっているように見える。

 

深い角付け、つまりエッジを立てるって動作はつまり板の滑走面をたくさん見せればいいわけだから、滑走面に絵でも描いてそれをゲレンデ上にいる人に見せる気持ちでエッジを立てたら、すごくエッジが立つのではと妄想もした。

 

さて、しばらくスキーはお休みして、次は唯一のスキー友達の歯医者さん(同級生、1級保持者)と八方尾根を目指します!!

 

Ben

 

 

スキーブログ 2023-23シーズン 30th Run@ ダイナランド

3月14日 ダイナランド 晴れのち曇り 雪質ざらめ ポールバーンは下地固め

 

やはりコーチングのあるポール練習はたいへん大事である。

結局のところ、大会でなぜ滑れなかったのか、ようやく正解が見えてきた。

前半の重心移動も大事だが、ターン後半の板の踏み方もまたちゃんと動作ができていなければ、そりゃあズレるに決まってるよ、おっとさん。

そんなわけで、前半の重心斜め前からの板フォールライン、そこからいわゆる板を縦に踏みカービングさせる、この二つの動作を徹底的にやってみた結果、課題はあれどもやっとちゃんとした動きがわかってきた。

速度はまだ出てないけど、今日理解できたことを体得し、その中で速度を出して行くのが次なる課題。角付けももっと深くできるようにしていきたい。

前半フォールラインの動き

左ターン、前半 重心斜め前意識の動作

 

後半、足裏かかとで踏む動作。まだエッジングが強すぎかも。このあとすぐに角付けやめる癖を直すのは次なる課題。

 

そういや、先週は長野行って次の日岐阜で試合ってやったけど、あほやったなあと反省。素直にダイナランドでポールレッスンに行っておけばよかった。

 

来週もダイナです!

 

Ben

 

スキーブログ 2023-24シーズン 29th Run たいらスキー場

3月11日 たいら 晴れ 雪質良し

 

R30に腹をくくって練習に出かけた。第2リフトからのいつもの中斜面から緩斜面はいつも以上に乗れる。試合の反省や経験も役には立つのだろう。

試合のゲートでまるで踏めなかった理由は何か。緩斜面から急斜面へと移る旗門からまったくいつもと違う動作をしていたのだと思う。その証拠にたいらで急斜面へ上がってみて、滑るとまるで正しい動作ができなくなる。ぜんぜん違う滑りになる。

なんでだろうと思い、急斜面でドリルを敢行。ターン後半の角付けの練習をする斜滑降。それからシュテムによる切り替えからターン後半へのつなぎの練習。ここでわかったことがあった。ターンの前半の動作ができてないのだ。

シーズン始めにコーチから習ったことは、「ターンの前半は重心をターン内側斜め前方へ入れて板が自然にフォールラインを向くのを待つ」ということだった。僕はいつしかそのことを忘れてターン前半から踏もうとして踏めなくなっていた。踏む必要はないし、そもそも踏めないのがターン前半ではなかろうか。

そのことをようやく思い出し、ターン前半の動作と後半の動作を分けて考えると、これが非常にうまくいく。とてもきれいな滑りになるのだ。

ああ、これか!という実感があった。

次はこの実感をゲートの中で試す。

まだまだシーズンは終わりませんよ!

Ben