スキー(オフトレ)ブログ 2017-2018 @ウイングヒルズ白鳥サマーゲレンデ他

日時:5月中旬〜、6月17日

場所:医王山、卯辰山(金沢)、ウイングヒルズ白鳥(岐阜)

オフトレアイテム:インラインスケート、スキー

 

5月のゴールデンウィークをシーズンの最後にし、それ以来は、インラインスケートという未知の物体と格闘してました、スキーブロガーの井上です!かっこワライ。

 

今回、インラインばかりをやっていると、スキーに戻した時にやばいことになるという怖い噂をネット上で見つけて、驚愕していた僕はそうならないようにと、夏でもスキーができるところを探したところ、案外近いところにそれを発見した次第であります。

 

そのことを書く前に、インラインスケートによるスキーのオフトレについて。

 

ネット上で見る限りは賛否両論あって、役に立つという人もいれば、変な癖がつくからやめた方がいいという人もいて、なんだかバトっていましたが、僕の意見と言えば、インラインスケートというものは、やっていて非常に楽しいということに尽きます。

そんなわけですから、僕はまずこの未知なる道具をうまく操ることの練習に没頭していて、今ではスラロームや、パワースライドと呼ばれる止まり方や、片足でのスイズルなどなど、インライン用語バリバリの技ができるようになりました。

 

仕事柄、午前中がフリーのため、ほぼ毎日インラインをやっていて、おかげでスケートのタイヤ(ウイール)が一気にすり減って、すでに新品に交換したばかりでございます。インライン、はまると案外ウィール代に金がかかります。そんなこと知らなかった!

 

さてさて、そんな次第でございまして、近所の山にある運動公園や市営スキー場そばの駐車場でストック持ってスキーの振りをしながらインラインスケートを熱心にやっています。我ながら結構変態だと思います。

 

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でもね、自然の中でスイスイやってること自体はとても気持ちがいいもので、これは体にも精神にも非常に良いものと思われます。おかげでほとんど夫婦喧嘩もありません。

 

そんな仲の良い夫婦でございますが、今回、「月に一度はスキーをやるのである!」という気合いの入った旦那の宣言のもと、呆れた奥さんを連れて、金沢からたったの二時間で行ける、国内最長のサマーゲレンデを有するウイングヒルズ白鳥まで行ってきました。

 

岐阜県は隣にあって近いと思っていたのだけど、いざ行ってみると、精神的に非常に遠いということがわかった。それは、日本で3位の長さを誇る飛騨トンネル(11km!)と、その前後にあるトンネルの多さが原因と思われる。しかもずっと続く対面通行の高速道路が、ハンドルを握る手に汗をみなぎらせ、背筋は張り付き、睡魔もやってくる。

 

「もう二度と通りたくないぜ、東海北陸道さんよ」という結論に至った僕は、帰りは峠道でもいいから国道で帰ろうと心に誓った。

 

さて、日本のマチュピチュ、天界の岐阜県は、ずっと標高が高く、足が地につかない感じで、心落ち着かず、たどりついたスキー場もすんごくうねうねの山道の先にあって、冬は多分難儀するじゃろうなあ、俺は冬は来んかもしれんなあ、と思った。

 

しかしながら、苦労する場所には必ず素晴らしい景色があるもので、スキー場に着く前に立ち寄った阿弥陀ヶ滝は最高でした。最高すぎるときはいつでも手を広げたくなるものです。こんな感じ。

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心洗われたあとは、念願、生まれて初めてのプラスノーゲレンデでのスキーを体験した次第でございますが、感想はというと、、、

 

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きょわい!!!!こ、こけたら死ぬゥウウ。ひや、ほわ、アッ!ビシャ!とスプリンクラーの水をゲレンデの真下から浴びながら、滑るスキーはスキーのようでスキーではなく、でも案外スキーなんだなと思わされる、たいへん不思議なものでした。

 

そしてあたりを漂う焼けたプラスチックの匂い。。。

 

これはですね、非常に練習になりますが、非常に練習になりすぎる分、冬のスキー場で味わえる風情というものがまったくないので、風情を大切にする小生なんかにはわりと向いてないのかもしれません。

 

きっとそうであるからか、ここに集まっているスキーヤーの多くは技術系のスキーヤーで、彼らこそがキングオブ変態スキーヤー(賞賛)なのであります。

 

サマーゲレンデそばの温泉に立ち寄った際も、露天の湯船の中での彼らのスキー談義は止まりません。

 

「オガサカの%$&##って板はさ、高速で暴れだすんだけど、それを抑える楽しさっていうの?」

 

「ああ、あるある。でも俺は中低速域に入った時の安定感はわりと好きだけどねえ」

 

小生、「・・・・・・・。」

 

ああ、沈む夕日がきれいだ。

 

その日泊まった宿のフリースペースでも、どこかの基礎系の団体が今日の滑りの録画をテレビに映し出して、非常に楽しげに盛り上がっておりました。平和だ、にっぽん。

 

翌朝、国道で帰ろうと奥さんと話し合い、下呂温泉に寄って、高山ラーメンを食べて、のんびり帰ろうという計画だったが、鍾乳洞なんてものに立ち寄ってしまったせいで、岐阜の山深い峠トラップに引っかかり、妙な峠道をくだった結果、僕たちが朝出発した地点の近くまで降りてきてしまうというハプニングに。

萎えた僕は高速に乗って帰ろうと提案し、賛成する奥さん。

 

そして、またあの長い長いトンネルと戦うおいら。隣で爆睡する奥さん。

独り言を言いながら運転し、白川郷を越えた五箇山インターで根を上げた僕はインターを降り、なじみのあるたいらスキー場を経由して金沢に帰ってきた。

 

夏のたいらスキー場を見たくて、たいらスキー場に着いたとき、奥さんが目を覚ました。

 

「ここはどこ?」

 

「たいらスキー場だよ。夏のスキー場が見たくってさ」

 

「・・・・。本当に変わってるわね、あなた(実際はそう呼ばないが、物語風)。」

 

以上、オフトレ中間報告でした。