Roads : 林道小坂涌波線とその支線
林道初ダートにソロで挑んだ9月某日。
林道がわかる地図アプリで研究を重ねた結果、小坂涌波線というメジャー林道の支線からダートになり、そのまま進めば森本インターチェンジ脇に抜けられるはずと信じて、突き進んだ。
この日のちょっと前に同じ支線の入り口のダートを15メートルほど入って、タイヤが滑ることに恐れをなして引き返したわけだけど、オフロードはタイヤが滑って当たり前みたいなので、その滑る車体をいかに乗りこなすかという醍醐味を味わいたく、この日のために地味に練習していた。車体をくるぶしで挟み込み、腕には力を入れない!
オフロードブーツの操作性の悪さも体験済みだったので、シフトペダルの位置を調整し、膝を使ったシフトチェンジも覚えた。
悪路の下りの坂道ではフロントブレーキも厳禁でとにかくリアに重心を置くのだということを学び、しっかり事前学習を積んだ上での林道初アタックだったので、悪路でバイクが滑りに滑ってもそれがむしろ楽しい。いや、めちゃくちゃ楽しい!
いきなり丸太が通せんぼしていて、引き返そうかとも思ったけれど、Youtubeで丸太越えの動画を何度も見ていたので、乗り越えてみたら、案外簡単に乗り越えられた。とにかく楽しい。
こんな看板に出くわしたりして、興奮は止まらない。この急な入り口の坂もいつか登ってみたい。林道は宝の地図をめぐる冒険のようでアドレナリンが止まらない。
この先は行き止まりかもしれないとバイクを止めたり、バイクの水温が上がりすぎて、バイクを止めたり、森の中、静と動を繰り返すのもまたいい。
ゴールは眼下に見えているが、この先の雑草が深すぎて、前に進めるのかわからない。今度はバイクを降りて徒歩で確かめに行く。行けるっぽい。最後雑草を突破しているオフロードバイク の姿を、下の舗装路から珍しそうに見る農家の軽トラがいて、勝手に誇らしい気分に。
オフ車で林道に入る時、地元のおばさんにお辞儀されたのだけど、林道ってオフ車などで人がわざわざ入る方が、山の管理には返っていいのではないだろうか、感謝されているのではないかと推測してみた。違うか。
1時間の冒険を終えて帰ってきた僕は確実に一皮向けて見えた。
今回は下りがほとんどだったので、今度は森本側から入って登りを楽しみたい。
それから他にこんな支線もあるので楽しみはしばらく尽きそうにない。
雪が降るまでの楽しみはオフ車で決まり。スキー熱も少しは分散されて結果良かったと思う。
ちなみに涌波側の林道入り口はこんな感じ。神谷内側は、急な坂道の入り口でバイク を停める根性が出ないため写真が撮れません。すごくやばい雰囲気の入り口なのでいつかレポートしたいのだが。
またの報告をお楽しみに!