雑記 8月3日 断酒のメリット

酒を断ち、はや1ヶ月。アルコールをやめることには多くのメリットがある。いやメリットしかないということを実感している。

今までの自分はアルコールに支配されていたように思う。仕事が終われば必ずと言っていいほどコンビニに寄り、ビールや酎ハイを買う。お金も時間も消費され、たいして酔っ払いもしない割には多少は酔っていて、機嫌はそこまでよくもならない。つまらないことをきっかけに妻と喧嘩に発展したりもする。

休みの日は昼間から飲むことも多かった。意識は白濁とし、1日がぼんやりと過ぎていく。

さらに、酒を飲むと当然のことながら車の運転ができなくなる。しかし、酒を一滴も飲まないと決めてからは、いつだってドライブOK、観光したって酒の誘惑なんかへっちゃらなので、じつに自由に行動ができる。酒は結局のところ僕のいく手を四方八方から阻んでいただけなのではなかろうか。

 

その昔は楽しい酒なんていうのもあった。飲み会なんかは楽しかったように記憶している。しかし、コロナのせいで飲み会は皆無。なければないで生きてはいけるし、断酒した今であればお茶だけで飲み会に参加したって楽しめるような気もする。

 

日本では芸能人がこぞって、ビールをプハッと飲んで、「うまい!!」というお決まりのCMがテレビをつけると必ず流れてくるが、あれってどうなんだろうと最近思う。アル中の人がひたすら我慢しているときに、よく知った顔の芸能人がとつぜん「プハッ!最高!」とか言うのである。それをきっかけにコンビニでも行ってしまったら、アル中の人の努力が台無しではないか。タバコと同じようにアルコールのCMも禁止すればいいのに。弱者にどこまでも厳しい日本。ああ、こんな国いやだ。自己責任って言葉で片付けられる問題でもないのに。

さいわい、僕はアルコールのCMを見ても飲みたいなんて思わない。そもそもほぼ民放は見ない。見ると大概あわててチャンネルをBSに切り替える。妻が録りだめした世界うんちゃら紀行をBGMがわりに画面に映す。

 

僕は買いだめというものができない。あると食べてしまう。あると飲んでしまう。そんなわけで、一滴でもまたアルコールを飲んでしまうと、そこにはアルコールの存在する世界が出現してしまうだろう。あるから飲む。そんなことになってしまうだろうと想像すると、もう一滴も本当に飲みたいとは思えない。僕が手に入れたノンアルコールの世界は本当に自由なのだ。この自由を奪われたくない。

 

僕は元来自由が大好きなんです。

 

Ben