スキーブログ2017-18シーズン 25, 26, 27, 28, 29, and 30th Run @岩岳スノーフィールド(白馬)、たいらスキー場(南砺)、白峰スノースポット(白山)、医王山スキー場(金沢)

2/10,11 岩岳 レーシングキャンプとGS大会

2/14 たいら 基本練習

2/15 白峰  マスターズGS第4戦(第1、第3戦は中止)39秒67(トップとの差1秒81)

2/18 たいら 基本練習

2/19 医王山 フリー滑走

 

今回は内容の濃い人生経験をスキーを通してしたように思う。(何を偉そうに!)

一説では、「遊んでるだけじゃないか!?」との声も聞かれますが、確かに遊んでるとも言えますが、「スポーツを真剣に楽しんでいる」というのが僕の中の正解かと思います。

 

その昔、TOEFLという英語のテストでこんな質問に出会ったことがある。

 

「芸術とスポーツ、必要なのはどっち?」

 

もちろん、芸術もスポーツもこの社会においてどちらも必要なのは明らかなのですが、論理的思考能力を測るのがTOEFLの意図。論理的に考えてどちらか一方を選び、論理的にその理由を述べなければならないのだ。

 

今の僕ならこう答える。

 

「もちろんスポーツに決まってるさ。理由?スキーをしてみれば君にもわかるはずさ!」

 

と、相変わらず論理的に答えられないわたくし。これだからTOEFLの成績がそれほど思わしくないのもうなずける。

 

さて、学生スキーの聖地である岩岳スノーフィールドにこの度初めてお邪魔してきた。Headというスキーメーカーが主催するレーシングキャンプとGSの試合に出るためだったが、奥さんとともに訪れた岩岳の宿、山荘やまびこが素敵すぎて、まずはそのご報告から。写真をメインに。

 

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午前4時30分に金沢を出発。予定通りに白馬に到着。眼前に迫る白馬の山々をうまく写真で伝えられないのが惜しい。

 

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 山荘やまびこ。オーナーが自分で作ったそうだ。夜、オーナーとウイスキーを飲みながら、いろんな話を聞かせてもらった。息子さんはソルトレイクシティ・オリンピック、スノーボードハーフパイプの日本代表!(宿の中を本人がうろうろしていたので、オリンピアに会ったことがあると今後誰かに自慢してしまいたい)

 

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 宿の隅々に温もりを感じた。

 

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雪景色を眺めながらの朝食。高級ホテルに泊まるよりももちろん贅沢な時間です。

 

さて、岩岳レーシングキャンプは、元ワールドカップ選手のコーチによる指導のもと、岩岳カモシカレーシングコースを全面借り切ってのゴージャスな練習となった。それにしてもポールのセッティングがハードすぎて足がかくかくした。

 

コーチからの指導に真剣に頷くおいら。膝のスタンスが狭いのだとしつこく言われた。

(あとでレースの映像を見返すと、ほんとに狭くて嫌になっちゃう)

 

さて、キャンプを終えて帰ってくると、1日完全別行動をとっていたスノボ組の奥さんと久々に合流。奥さんは岩岳がたいへん気に入ったらしく、もう栂池じゃないねなんて言っていたけれど、スキーヤー的には栂池の方がロングコースでいいんだよな。雪質も標高が高い分栂池の方がよいと思うんだな。でも岩岳は地形が面白いので、確かにどちらとも言い難いんだな。

 

レース当日は、前日のハードな練習とほぼ似たようなセッティングだったので、苦戦が予想できた。実際、コースアウトする選手が続出していたので、決まって選手がコースアウトしそうになる旗門の部分を最大限気をつけて通過することを心がけた。しかし、攻める姿勢ゼロ状態の試合だったので、結果はたいしたものではなかった。

 

ファイティング・スピリットが足りねえな。

 

とひとりつぶやく。

 

レースでの自分の出番を待っている時、先に滑り終えてリラックスしている中学生男子諸君の話が耳に入ってきた。

 

「年寄り組って下手な人多くね?」

 

おいおい、40代・50代の部を年寄り扱いすんじゃねえ!失礼だろがー!しかも、下手な人だと、このやろー!

 

そういう君たちはあれかい?えらく速かったけど、全日本中学には出てないんだよね?

 

と大人げもないことを言い返したくなるわたくし。

 

さて、結果から申しますに、非常に上手な人たちと滑ったおかげで僕の中にかすかにあったファイティング・スピリットに火がつきました。

 

よって、その日以来、壮絶な練習の日々が始まるわけでした。

 

マスターズ第4戦は2本とも39秒台。もしかすると限界に近づいているのか。いや、そんなことはあるまい。まだまだ改善すべき点はある。次は38秒台を狙うのだ。

 

レースを詰めていると、零コンマ何秒という時間を縮めるのがいかに難しいかということがわかる。ちょうどオリンピックのスピード系の試合を見ていると、皆が零コンマ何秒のミクロな世界で戦っている。

 

1秒縮めるのは本当に楽じゃない。でも僕の滑りにはまだまだロスがある。ブレーキがある。加速がない。ターンの技術だってない。

 

なので、やるべきことは山積みで、まだまだ終わらない2018シーズンなのでした。

 

合言葉は、

 

ファイティング・スピリットぉおおお!

 

写真ダイジェスト。

 

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ビブナンバー159のわたくしめが、一時2位に躍り出る。が次々とゴールする選手に抜かれていき、クラス内12位くらいに終わり入賞を逃す。6位内に入ってぜひとも表彰台に立ってみたい。

 

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ジュニアのみなさんと仲良く記念撮影。ジュニアを引率するお母さんは決まってヒステリーを起こしている。。。「どーしてゴーグル忘れてくるのよアンタ!!!キィイイイイ」という感じです。

 

 

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晴れた日のたいらは練習には最高の場。ひたすら滑る。

 

 

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積雪が2メートルに届く勢いの白峰。違う惑星か。

 

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白峰桑島地区を早朝に散歩していて見つけたかわいい奴ら。

 

 

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医王山スキー場のチャレンジコースは、雪崩?のせいで巨大クラックが。もちろん滑走禁止。ちなみに市営なのでリフト券が格安!(午前券820円)

しかし、リフト1本分の滑走時間は近隣地域最速の25秒くらい!20本乗っても滑った気にあまりならなかった。

 

さて、金曜日のマスターズに向けて毎日滑り込んでファイティングスピリットで挑みたい。目指せ38秒台。

 

また次回!!