スキーブログ2017-18シーズン 37 and 38th Run @白峰(マスターズ最終戦)& たいら(平大回転大会)

3/2 白峰 オープンマスターズ最終戦 

1本目 39:67 (トップとの差 3秒36)全体の5位

2本目 39:46(トップとの差 3秒53)全体の7位

 

3/5 たいら 平大回転

成年の部 1:05:83 (トップとの差 7秒02)全体の9位

 

春が来た。マスターズの最終戦が終わると、なんとなくシーズンが終わったような気がして、さて、またここから先、どこかに向かって歩いていかなきゃな、というおセンチな気分になる。

 

秘密のポール練習も虚しく、目指していた38秒台には届かなかったけれど、課題となっていた、「次の次の旗門を見てターンを開始すれば、無理なく曲がれるんじゃないか仮説」を実際にレースで試してみたら、すごい楽しく旗門をくぐることができたので、いいじゃないか。俺は満足じゃ。

 

そして、日曜日には平大回転大会がたいらスキー場で行われた。去年初参加し、レース直前のウォーミングアップ中に大ゴケして、半月板を損傷するというアクシデントと呪いの因縁がある大会だけに、僕は朝からビビっていた。また転ぶんではなかろうかと。

 

今シーズン、実は1回も転んでいなかった。しかし、あろうことか、やはりレース直前のウォーミングアップ中に急斜面の終わりで転んで、硬い斜面でケツを強打した。

 

転んだ時にはそれはもう宇野昌磨の気持ちがわかるってことで、「笑えてきた」って感じでかえってリラックスしてスタート地点に立つことができた。

 

今回は軽い打ち身程度で済んだのでレースに支障はなく、前々日のマスターズで実証した、「次の次の旗門見てターン」を使ってレースに挑んだところ、かなり良いタイムでゴールすることができた。(宇野昌磨ばりの転倒も功を奏した。)

 

他の選手のタイム結果をスタート前に聞いていて、1分5秒を自分の目標としようと決めて、ゴールした瞬間、タイムを見てみると実際に1分5秒だったので、気分はまるでスノボとアルペンで2冠を達成したレデツカだった。ゴールした時のレデツカは何が起こったのかまるで理解できないと言った様子だった。そして僕も、「エ?マジ?この俺が1分5秒!?」

 

そんな感じで、自分は絶対に6位に入賞したと思い、表彰式のとき、参加選手の一団のかなり前列の方で自分の名前が呼ばれるのを待ち、いつでも賞状をもらえる準備をしながら心臓をばくばくさせてスタンバッテいたのに、最後まで自分の名前が呼ばれることはなかった。

 

全選手の結果をあとで見てみると1分5秒台が他の選手でひしめき合っていて、もしあと0.7秒速くゴールできたら、6位入賞ということだった。

 

そして自分の滑りを振り返る。

 

かなり大回りして落とされたターンが数えて5ターンはあった。もしそれらのターンをきっちり回り切っていたら、各ターンで0.1秒ずつ、全体で0.5秒は短くできるだろう。そして、次の課題と決めている「加速」。これができるようになれば、さらにタイムは縮んでいくだろう。

 

そんなわけだから、来週のシャルマンカップは、次の課題をクリアして臨みたい。しかし、シャルマンカップは各クラス上位3位までしか表彰されないので、表彰状のゲットはかなり難しいだろうけど、6位以内にはぜひとも入りたい。

 

シーズンは終わったようで終わってはいなかった。むしろ始まった感さえある。こんな風にまた来シーズンへと繋がっていくのだろう。しばらくスキーの夢からは覚めそうにない。

 

それでは写真ダイジェスト!

 

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案外楽勝に見えますが、かなり急なところにポールがバンバン立っています。平大回転。

 

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がんばるジュニア。たいらのレースは山頂から麓まで続くので、長くて楽しいんです。

 

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チューリップテレビ杯なので、チューリップを持っての宣誓。

 

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たいらの山頂からの眺めは晴れると絶景。

 

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富山の太陽スポーツ(たぶん)が試乗会をやっていたので、初のHEADを試走。これ履いてたら勝てたなと思うくらい、扱いやすかった。

 

 

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気温が急に高くなった白峰では、リアル雪崩が道を塞ぐ。

 

 

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嵐のあとに、変なきな粉みたいな雪がうっすらとアイスバーンの上に積もって、レースは、コースからきな粉雪が取り払われる後半が有利となった。きな粉みたいな変な雪の上では急激なブレーキがかかった。

 

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終戦。3、40代の部ではシリーズ1位、最終戦1位、そして抽選にも当たり、賞品をわんさかもらった。

 

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消えゆくベランダの雪。この雪は3月最初の日曜日におなくなりになられた。合掌。

 

三寒四温という言葉を覚えた。まさにそんな3月の始まりだ。明日からまた寒くなる。スキー場の雪が5月まで持てばいいのだけど。

 

それではまた!

Ben