スキーブログ2017-18シーズン 39, 40, 41, 42, 43, and 44th Run @ 栂池、シャルマン、高鷲、たいらスキー場

3/8 栂池 フリー

3/10, 11 シャルマン ポール練&GS大会

3/15, 16 高鷲スノーパーク ポール練、フリー

3/18 たいら フリー

 

今日はテクニカルな話をします。

シャルマンでのGS大会は、トップと5秒差の1本目で、2本目は大きく失敗して6位入賞なんてもんじゃなかった。2本目を滑っている時にターン後半が全部ずれているなあという冷めた感覚があって、こんな滑りじゃ何やっても勝てないだろうと、滑りながら思っていた。

 

そんなわけだから、表彰式のときに1位の方からスマホを渡され、「撮ってください」と言われた僕は、表彰台に上るその方の姿を跪きながら写真に収めるという最大の屈辱を味わい、結果、もっと練習する必要を感じた次第でございます。

 

さて、僕が感じた命題は、「なぜにトップと5秒も差をつけられてしまうのか?」

 

ということだった。

 

それを解明するために、毎日常設ポールレッスンを行っているという岐阜の高鷲スノーパークのポールレッスンを受けることにした。

 

このレッスンではかなり急斜面にセットされたポールをくぐり、毎回レーシングコーチに指導を受けることができ、自分の滑りのダメなところが完全に浮き彫りになった。

 

言われたことは以下のこと。

 

★ターン時の視線が次と次の旗門を向いていないので、急激なターンになっている。

★ポール真横で体が固まって、ターン自体がロックしてしまっている。

★内傾のときに、股関節がリラックスしていない。

★腰が外向しすぎて、シェーレンしている。

★ポールは徐々に振られているのに、同じ動きで入ってくるのでどうしてもターンが遅れていく。

 

まあ、いろいろ言われたわけだけど、確かに言われた通りだった。

 

この日のレーシングレッスンに参加していた京都の初老の方と、大阪の国体選手とリフト上で会話し、いろいろ見知ったわけだけど、レッスン後のビデオのダウンロードの仕方を大阪の国体選手さんに教わったりしつつ、撮った動画を宿でじっくり研究した結果、大阪の国体選手さんと僕の滑りがまるで違うことに驚愕した。

 

あまりに驚愕したものだから、ビデオの静止画像をスクリーンショットし、二人の滑りを並べてその違いを比較研究するくらいだった。

 

研究結果とその日コーチに言われたことをすべてノートにして、明日はポール練習よりもフリーで滑って自分の滑りを改善しないとこれはもうレースどころではないと心に誓った僕は、翌日雨の中、何十本とゲレンデを滑り降りた。

 

昼になって、センターハウスで大阪の国体選手さんとまた顔を合わせた。

 

「昼から霧も上がってポールレッスンあるらしいですよ」

 

そんな有用な情報に、ポールに参加しようかなあと心もゆれたが、滑りはまだ改善途中。コーヒーブレイクのあと、コンビニで買いためてあったパンをむさぼり食べて、またゲレンデの中へと突入していった。

 

いい感触はあった。どうしたら理想の滑りになるのか、すべての理論もわかった。

でも、100%いつでもどんな条件でもその滑りをできるわけではない。

そんなわけで、しつこいくらいに僕は何度も何度も斜面を滑り降りた。

 

手応えがあったのは午後の3時もすぎた頃。足はがくがくだった。

 

でも、次につながりそうな気がした。

 

さて、シーズンはほぼ終わりも間近だ。

 

写真ダイジェスト。

 

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上が大阪の国体選手。下が僕。あきらかに上体の向きが違う。

 

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これも上が大阪の選手。下が石川のへっぽこ。まるで別の滑りだ。それにしても石川の国体参加レベルの選手はみんな速いのでそんな石川県にいるのが苦痛だぜ。

 

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上が僕。下が大阪の選手。こりゃあ5秒くらいの差が出るのも頷けるぜ。

 

 

 

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話変わって、3月8日は珍しく中学のときの同級生といっしょに栂池にスキーに行った。彼は1級を持っていて、実際に滑りを見てみるとすごく上手だったのでびびった。まあラディウスが14くらいの板なので、上手いのは当たり前。GSの板を履いた彼の腕前を見せてもらいましょう!(今度、一緒に試乗会に参加します)

 

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濃霧のシャルマン。日本海が見えるシャルマンは濃霧の影響を受けやすいのだろうか。前がまったく見えないので、手探り、足探りの滑りは足に相当な負担となった。

 

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レース当日のシャルマンは快晴。でもレースは散々な結果となった。

 

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表彰台に上る方々。正直、くやしい。

 

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定宿のシャルマンの山楽。渓流釣りの下見に来ていると言っていた酔っ払いの50歳以上の方に、「同い年くらいだよね?」と言われた瞬間に、部屋に帰ることを決意したナイーブな42歳。かれこれ彼の(やたらに長い渓流釣りの)話を1時間は聞かされた挙句の同い年発言。どんだけ酔っ払ってたんだろう、と思いたい。

 

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岐阜の高鷲の民宿。この宿も相当に変わっていた。宿のあちこちに「あれをやるな」「これをやるな」という張り紙が貼ってあって、非常に行動しづらかった。ホテルよりも民宿とかゲストハウスとか山荘って個性があって、ネタにつきない思い出となる。

 

こんな感じです!

 

次はアイスランドのスキー場に行く予定です!