2月4日 たいら 晴れ ミディアム
2月7日 高鷲 晴れ ハード
2月9日 牧の入 雪 ソフト(大雪)
2月12日 セイモア くもり ミディアム
地元で滑れる喜び。片道50分で銀世界のマジック。高速料金ゼロの優しさ。
それが地元のスキー場で滑れることの恩恵だ。岐阜まで朝5時に出発する必要なんてない。ちょっと暇になったから滑ってくるかなあという気軽さ。ああ、雪がもたらす恩恵とはいかほどのものか!僕は案外ずっとこの瞬間を待っていたのかもしれない。
たいらスキー場で今度開かれる国体の夢まで見た。それは悪夢だった。雪のない岩場をくりぬいただけのスロープをスキーを履いて高速で滑り降りていく選手の姿を観戦するという恐怖の夢を見た。
しかし、先日の寒波でたいらスキー場にもようやくも100cmを超える雪がつもり、多くの人々が安堵のため息をもらしたせいで、二酸化炭素が増加し(もちろん誇張)、寒波の次には異常高温となり、たいらはなんとか持ちそうだけど、となりのイオックスアローザはさっそく全面オープンから上部のみの営業となった2月13日であった。
めまぐるしい変化に右往左往する私たちウインタースポーツを愛する人間たち。いや、動物たちも落ち着いてやってはいられないだろう。
よませのポール練習で感覚を養って挑戦した高鷲キリンマスターズは16人中15位という悲しい結果に。しかしこの試合によってある考え方にたどりついた。
何秒でゴールできるかということにこだわっていたけど、結局は「速く」滑らなければいけないという至極単純な答え。
速さ!
これ一点のみが競技においては重要なのだとやっと気づいた。
試合中に緩斜面に入ったときなどに自分でも「のろいな〜」なんてことが多々あったけど、それじゃだめなんだと。
とにかく限界まで速度をあげて、その速度のまま緩斜面に入っていかなければいけないのだろう。
ということで、ポールの殿堂、牧の入スノーパークに今季最強クラスの寒波が訪れている真っ只中にスノボー妻を連れて行って参りました。
つづく。
雪に埋もれる妙高サービスエリア。
後編へつづく。