スキーブログ 2019-2020シーズン ほとんど軽井沢やん編

全日本マスターズ選手権大会が中止になった。

その他エントリーしていたスキー大会が軒並み中止になった。

 

僕は自営業だ。休みをコントロールして大会に挑んでいたが、すべて白紙になった。

空白の五日間。

 

というわけで、比較的気温が低く安定している長野菅平付近、群馬嬬恋付近のスキー場へ勝手にレーシング・キャンプをすることにして、今年度の最終スキートリップとすることにした。

 

毎年度、無事に教室の1年を終えると決まって僕はスキー旅行へ出かけていた。

しかし、今年は暖冬で、3月の末に雪があるかどうかさえわからない。

そんなわけで3月の初旬にそのスキー旅行を今年は設定してみたわけだけど、まさかのコロナウイルス。世界の科学・医学ってそれほど進歩していたわけではなかったことを思い知る。

 

それでも滑りたい欲求は止められないので、僕はこうして関東まで来ている。

 

関東の奥、群馬がある意味底をつくような気温になるなんて不思議だ。日本海側のスキー場は気温が高くて、人工降雪も役に立たない。そもそもそんなものはない。

 

しかし、関東のスキー場は気温が低い分、ちゃんと降雪機を備えて雪を降らせているみたいだ。

 

僕なんかが何を言う。

 

さて、明日は長野県側にある湯の丸スキー場というところのGSトレーニングに参加する。初めてのスキー場。初めてのスクール。緊張はもうしない。自分の滑りを極めたい。

 

長野市を関東側に向かって越えると、そこは表日本。ほんとに世界はがらっと変わる。

関東のナンバーの車が増え、彼らは一様にしゃかりきに飛ばしているように見える。

ほんとに雰囲気は裏日本から表日本へとがらっと変わるのだ。僕は田舎者だ。

 

昔は東京に15年も住んでいた。気概があった。でも今はない。田舎者として関東に乗り込み、おどおどしつつもスキーで挑戦する。 

 

とにかく鹿沢エリア、嬬恋エリア、菅平は標高が高い。

標高の低いスキー場はそのうちなくなり、標高の高いスキー場に人が殺到するかもしれない。

 

そしてコロナウイルス

現時点ではそれが終息するのか破滅的になるのかまったくわからない。

 

こんな気持ちで明日ゲレンデに立つ。

滑っている間はしばしいろんなことは忘れてどうしたら最速になれるのかだけを考えたいと思う。

 

東京オリンピックに賭けてきたアスリートの想いを考えると僕なんか何も語っちゃいけない。

 

でもそれでも僕は雪上に立ち、なんやかんや思ったり考えたりするのだ。

 

僕は今金沢を離れとても遠い場所にいる。

 

2月28日。群馬県鹿沢温泉にて。