スキーブログ 2023-24シーズン 25 and 26th Run @志賀高原 中央エリア 『全日本マスターズ選手権初参加の巻』

2月27日 吹雪 リフトほとんど運行中止

2月28日 高天原マンモススキー場 & 西館山スキー場 小雪

2月29日 西館山スキー場 大会1日目 晴れ

 

ついに参加してきました。全日本マスターズ選手権。思えば3年前、参加を決めたにも関わらずコロナが日本を席巻しあえなく中止に。それ以来参加を断念してきただけにちょっぴり感慨深かったりする。

27日は午前3時に目覚めると同時に金沢を出て志賀高原へと向かうが、妙高あたりから吹雪になってきて、一気に路面が圧雪路に。肩に力の入る運転となる。志賀高原には7時には着いたが、横殴りの吹雪で何やら怪しい雰囲気だ。レーシングキャンプ受付場所に顔を出してみるものの、スタッフから「リフトが動かないかもしれませんので、9時まで待機しててください」と言われる。

そして、あえなくキャンプは中止に。石井智也はいずこへ?

 

ネットでそれでもリフトが運行開始した場所を調べ、一ノ瀬ファミリーへと向かうが、途中何度もホワイトアウトし、まじで前が見えない。道路の境がわからない。スキー場の駐車場さえわからない。こんな状況でスキーをしてもなあ、と思い、高天原マンモススキー場目の前にある宿泊予定のホテルへ向かい、早めのチェックインをお願いすると入れてくれたので助かった。

することもなく、志賀高原ビールのIPAを2本のみ、ホテルの食堂でラーメンを食べさらにチャーハンも食べ、部屋で寝っ転がっているうちに本気のうたた寝。ああ気持ちよい。体の疲れが全方向へ解放されるような深い眠りだった。起きた時に生き返った感じ。

 

さて、そんな話はおいておいて。板のチョイスをミスったお話。

ずっとR25の板でポールのレッスンをしてきて、それでもR30の板がたわませられない理由が知りたくて、それを追求しているうちにある答えにたどり着いた。そう、吹雪ですることなくて宿でネットで調べまくって、あるサイトに書いてあったことがヒントになり、それを試してみたくて2日目はR25の板とR30の板を半々で乗り分けてたどり着いた答えは、「深い角付け」だった。要するに角付けすると板の下に空間(スペース)ができる。このスペースが大きいほど、たわませるための空間があるわけで、そこに向かって踏めば板はたわむのだ。スキーショップなどでよく見る光景だが、板をあおって硬さを見るときに板がたわむのは板の下には空間しかないからだ。もし板の下に何かあればどう力を入れたってたわまない。「深い角付けをし続けろ」という言葉は、「板の下に空間を作り続けろ」という解釈に繋がった。

二日目、天気も回復し、R30でも角付け(スペースづくり)を意識して滑ってみると、これがまたちゃんとたわむのだ。これだと実感し、R30の板を何度も乗りこなし、試しにR25の板に戻してみると、板が短い分少し滑りづらさを感じるまでに。

これはどうしたものか。試合はR25で出るべき?R30で出るべき?

試合当日、R30で出る方向でアップしまくる。しかしなんか途中で左のスキー板の外エッジが雪に引っかかるんよな、と思いつつ、まあ大丈夫だろうと高を括ってスタート場所へと向かった。

自分のスキーノートには何があってもR25で試合に出ろと書いてあるにも関わらず、R30で試合に臨むわたくし。

やめておけばいいのに。

そして出番。緊張はしてない。最初の急斜面はわりといい感じに滑れたが、なんか掘れてるというか荒れている。噂には聞いていたが、100人も滑るわけで、雪はとても柔らかいわけで、すごく掘れるらしい。掘れたら溝にそって滑るんだといつも聞かされているが、溝ではなく不規則なコブである。なんだか体が叩かれる。長い廊下から大きく左にカーブする旗門にさしかかったところ、嗚呼!!!!!!!!!!!

左スキーの外エッジがみごとにコブに突き刺さり、すってんころりん。

転んだとき、とても悲しかった。

起き上がったとき、旗門員と目が合った。とても悲しかった。

そのあとは悲惨だった。

コブなんか滑ったことないのにコブ+ポールになっていて、その度に太ももから悲鳴があがって、今度はコース整備のスタッフと目が合う。コース整備のスタッフの目は語っているー「デコボコでごめんね」

悲しかった。それでもゴールした。そう僕は最下位だった。

 

R25で出ていたらどうなってたんだろうな。運命って面白いな。

板のチョイスをミスったかな。

 

そんなわけで次の平大回転はR25で出る。それでどんな結果になるのか、まあやるしかない!

 

ではお写真。

足がとんでもなく外に開く。スキーのジャンプの選手かってくらいにね!波です。波!

 

志賀高原、晴れると素敵。吹雪くと遭難を体験できる。

トンネルのある西館山スキー場

高天原スキー場と西館山スキー場は橋でつながっている。

高天原の一枚バーン楽しかった。

 

志賀高原はやっぱり天空だと思う。

 

標高高くて吹雪くならやっぱりTバーリフトをつけよう、志賀高原

 

また来年、リベンジしたいかも。全日本マスターズ選手権。どんな凸凹でもへこたれない滑りで!

 

BEN