スキーブログ 2023-24シーズン 22 and 23th Run @たいら

2月19日たいら くもり

2月22日たいら 小雪

 

2月の高温と雨がやばかった。2月の高温と雨が各地のスキー場を襲った。

小雪と言われるゲレンデの貴重な雪を蝕んで各地から悲鳴にも似た声が聞こえた。

僕もずっと天気予報をにらみながら最高気温の高さに目を疑うばかり。

そんな中でも滑れるうちに練習しておかなくてはと思い、たいらに2回通い、いつもの木曜日のゲート練習@ダイナランドは週末の土曜日に変更した。週末からは寒気も入り、よいコンディションでゲート練習できそうだ。

さて、こんな異常な高温でもたいらはたいらだった。しっかりと耐えていた。雪はゲレンデに張り付いてぴくりとも動かない。圧雪隊の勝利、技術の高さ、豪雪ポイント、少し高めの標高など、雪を保つ条件が揃っている。このまま雪が降らなければ3月の後半までは無理かもしれないけれど、中旬までは持つかもしれない。

たいらでは前回のゲート練習からの反省を反映した練習をした。股関節を使った深い角付けやセンターポジションを意識してがんばったつもり。次のゲート練習になんとしても活かしたい。

雪質によって滑りを柔軟に対応させなくてはいけないのもスキーの難しいところ。柔らかい雪では深い角付けや過度な荷重は板がずれる原因となる。斜面に合わせた角付けも必要だ。頭がこんがらがる。お世話になっているモンタナスポーツでもスキー談義の中、R30が踏めなくて困っていると言ったら、硬い雪ならたわむはずだよ、と言われ、ああそうか、硬い雪でけっこう踏めていたなと思う。スキーはいつもあっちを立てればこっちが立たない。ひとつのことを考えればひとつのことを忘れてしまう。

 

さあ、来週からは大会が続く。まずは初参加の全日本マスターズ。志賀高原西館山スキー場で行われる。志賀高原はいつも横手山方面ばかりだったので、中央エリアは初体験だ。27日はレーシングキャンプにも参加する。石井智也や長谷川絵美に会えるらしい。サインもらいたい。

そしてたいら大回転、ほおのきマスターズと続く。

入賞を目指す!!!

 

Ben

スキーブログ 2023-24シーズン 20, 21th Run@ IOXアローザ & ダイナランド

2月13日 イオックス 晴れ フリー

2月14日 ダイナランド 晴れ ゲート練習

 

先日の宣言通り、ビッテリーターンの練習をしてきました。雪面に両手をつけるあれです。よくスノーボーダーがやってるあれ。

できるかな?と思いつつ、イオックスの中斜面でやってみたら案外すぐにできた。なんかすごく楽しい。しかし雪面が近づいて、遠心力が増した分、目が回る。めまいがする。わたくしメニエール病持ち。ビッテリーターンでめまいがするなんて情けない。

 

それの感触を得てダイナランドへ。今日は午前のトレーニングに参加。天気よく気温も高めでバーンが緩むかと思ったけど、下地がしっかりしていて案外硬いままだった。

さて、ビッテリーターンの成果をゲート内で表現すべく頑張ったが、やはり規制が入るとまだまだ。しかし!なんとなくの手応えもあった。

コーチに申し出てノーストックで手を雪面につけて滑ってみたいと言ったら、「どうぞ〜」とノリの軽いお返事をいただく。

まあ、それなりに雪面に手はつくのだが、それはそれで課題も見える。コーチにもそのことを指摘され、いろいろ今日も修正の1日となった。

一歩一歩だが前進はしている。小幅な前進ではあるが。

 

ビッテリ〜(ちなみにこれは片手バージョンでそこまでビッテリ〜ではないが、、、)

 

びってり〜

 

ビッテリ〜(のつもり)

 

コーチいわく、雪面に手をつけることを意識しすぎると猫背になりやすいので、そこは気をつけてと。あくまでも横にターン内側に膝が入っていく過程の結果としての雪面であり、内足のたたみだということです。でも雪面に手をつけるとがんばって膝が入っていくことも事実なので、やはり精度をあげていきたい。

みなさんもぜひ。ビッテリ〜

 

Ben

スキーブログ 2023-24シーズン 19th Run @ダイナランド

2月8日 ダイナランド 晴れ

 

この日もポールトレーニングに。今シーズンで4回目のポール。

人間というものはコンピューターよりも優れた頭脳を持っていると思う。

歩くということ、走るということ、ものを持つということ、いろんな角度があり、重さがあり、手触りがあり、失敗があり、そんないろんなデータを蓄積していって細かな調整をして、今の自分の歩き方だったり走り方だったり、声の出し方だったり、運転の仕方だったりがある。学習し、修正する。生成AIはまさにそれをやろうとしているのだと思うのだけど、人間がやっていることをコンピューターがやろうというのだ。我々はコンピューターよりも精緻な脳を頭の中に持っているのだ。アップルよりもエヌビディアよりもすぐれた脳を!!(エヌビディアの株価が爆上がりしてるのはAI熱が高まってきている証拠)

軽く投資ネタを突っ込んだところで、何を言いたいのかというと、僕がポールトレーニングでやっていることは、体を通して伝わってくるスキーの情報を脳内でがんばって処理して修正に修正を重ねていかに理想のものに変換できるかという作業なのだ。

そういうわけでコーチから言われたことを頭の中で反芻し、リフトの上でスマホにヒントをメモし、次の滑りで修正を入れて、体得できたものは再現性を高め、できなかったことはさらに調整し、とにかく忙しいのである。

そんなときにお知り合いの選手から、「井上さんはもう少しこうした方がいいよ」などと言われると、一気に僕の頭の中のパソコンがバグってしまうのだ。さっきまで精緻に行なっていた修正に対して突然雪崩のように違う情報が入ってきて処理ができなくなってしまうのだ。これは本当に混乱することで、それはまさに滑りにも現れてしまう。

そんなわけで、失礼とは思いつつ、アドバイスはコーチのものだけに絞りたいということで、知り合いの選手からは少し距離を置きつつ、また頭の中でデータの書き換え作業に没頭するのである。もちろん知り合いの選手の温かいお言葉はありがたいのだが、集中度を高めている時の脳内はできるだけクリーンでクリアに保ちたいのだ。

 

動画を見ると、後半の角付けに対する意識が低いので、そこを次は重点的にやりたいと思う。それを修正する必殺練習がビッテリーターンだ。これはターン中に両手を雪面につけるというアクロバティックなターンでこれができれば内傾角が深くなり、ターン後半の積極的な角付けへとつながるのだと思う。僕が目指しているのはおじさんマスターズの滑りではなく、まるでインターハイ選手のような激しくてしなやかでかっこいい滑りなのだ。地元のレジェンドMさんに「無理やろ!」って言われたこともあるけど、それでもそれをできるようになるまでは絶対に諦めない。諦められないのだ。

 

お世話になっている井上春樹レーシングアカデミー

 

前半がとても急なんです。滑るとそうでもないけど。

 

あまりお見せしたくない後半部分

 

それではまた!

BEN

スキーブログ 2023-24シーズン 16, 17, and 18th Run @ たいら、ダイナ、白峰

1月29日たいら 晴れ

2月2日ダイナ 晴れ ポール練習

2月7日 白峰 晴れ時々雪 マスターズ試合

 

 

地味に滑走日数を稼いでいます。Benです。今シーズンの目標はとにかくポール!大回転!2月の終わりに全日本マスターズがあり、続いて平大回転、ほおのきマスターズと3月にかけて自分にとって大きな試合があり、かっこよく言うとそこに向けて調整というか強化しているのである。

だもんで、今日のマスターズでは試合に慣れておこうと思い参戦したのだけど、やはりポールに入るとまるで習得したはずのすべてを忘れ、思いっきり前のままの滑りになってしまった。2本目もだいたいそんな感じで、最後のコース解放の3本目でやっとどうしたらいいのか思い出す始末。スキーの大会で3本勝負ってないんよな。

 

そんなわけなので、毎週ポールトレーニングに参加して、徐々にではあるけどポールで規制されたコースをどうしたらうまく滑れるのかという知識と体験を身体と頭脳にぶち込んでいる最中なので、今日の失敗も想定内の範疇!よって落ち込んではいない。むしろやる気がみなぎっている。明日もダイナで練習だ。

がんばります。結果をそのうち見せたります。

 

すでに参戦してから8年目に突入の石川オープンマスターズ。第6戦まであるが、今回はこの1戦のみの参加。

 

 

そ、それなりではないですか?後半は次回から改良です。

 

Ben

 

 

スキーブログ 2023-24シーズン 14 and 15th Run @たいら、ダイナランド

1月22日たいら くもり

1月25日ダイナランド 雪

 

22日のたいらはフリー滑走で二時間ほど滑り、次のポール練習へと備えた。

25日は朝から大雪。金沢を早めに出て全面圧雪路となった道を岐阜へとひたすら進む。雨の日のゴンドラ回しと同じで大雪の日の東海北陸道はトンネルがクソ長いのでかえって運転しやすかったりする。五箇山で10キロのトンネルがあり、白川郷で10キロのトンネルがあり、その他細々としたトンネルがたくさんある。

面白いのはトンネルを抜けるごとに雪の降り方が変わることだ。山によって地形によって積雪量がぜんぜん違うのもうなずける。気温や気圧の配置だけではない天気の謎がそこに垣間見えた。

 

ダイナランドは朝から圧雪のうえに10センチのパウダーが載り、ウォーミングアップはパウダー滑走となりスプレーを上げながらの地道な大回り練習。それはそれで楽しかった。たまに羽目を外して一日のんびりとエンジョイスキーイングをしてみたい。

エンジョイスキーと言えば、妻は僕がスキーに行く度に「遊びにいってきた」と言う。僕は「練習をしてきたのだ」と言い返す。妻はそれでも「遊びには違いない」と言い張る。僕は「遊びではない。とても真剣にやっているのだ」と主張する。いつまでたっても平行線。その言い方は傷つくのだと言うと、妻はわかったと言う。

 

さて、ダイナランドのポールトレーニングではしこたま「練習」した。一本一本コーチのアドバイスに耳を澄まし、つぎの一本は修正を試みる。うまくいく場所があり、うまくいかない場所がある。そして、調子が乗ってくる頃に、だいたい最後の一本に大ゴケしたりする。この日も実際、突然内倒してコース内を高速のでんぐり返しで駆け巡り、板が外れ、足が宙に浮いた。幸いパウダーの中に突っ込んだのでどこも痛くなかった。背中にプロテクターを入れていたので背中を打っても衝撃は少なかった。プロテクター大事だな。

 

さて、撮ってもらった動画を見て、悪い部分が判明した。コーチの言っていることが合致し、僕は仕事場の空き時間にビデオを分析し、次なる課題を掘り出し、次こそはいい滑りへとつなげるのだと心に誓う。最高の遊びである。

 

まさに宙返り!

 

BEN

スキーブログ 2023-24シーズン 13th (14th) Run @ 1日でダイナランド(岐阜)からIOXアローザ(富山)

1月18日 ダイナランド 雨 /    IOXアローザ 雨

 

毎週木曜日はスキーの日。今日もわくわく早起きしてサンドイッチ作って高速に乗って岐阜まで行ってダイナランドに到着して準備してレーシングスクールで受付してリフトに乗って、さあ滑るぞと山頂に立ちいざ滑り出してみると、なんか雪がへん。足元がくるくるまわってエッジをかけることもできない。古い人工雪のうえに水分の多い新雪が5cmほど積もっていて、これはもう混乱するしかない雪なのだ。まわりを見渡してみると、みなが首をかしげながら滑っては立ち止まり、悩んでいる様子。

おかしい、おかしい、と思いながらリフト2本目に乗車。しかし事態は変わらず。板が足元でくるくるまわり、練習にもならない。同じスクールのビブをつけているおっさんを発見したので、「雪、へんじゃないですか?」と訊いてみると、向こうも「なんやろな、この雪!おっかなくてしょうがないわ。今日はもうやめや!」とおっしゃる。

僕も同意する。今日は滑らない方が良さそうだ。こんな雪でGSのゲートに入るなんて考えられない。コーチに電話して直前のキャンセルを伝える。コーチもこの雪は危ないと言っていた。

さて、このまま帰ってもな。。。金沢から2時間かけてとんぼ返りか、、、そうもいかねえ。ということで帰り道の途中にある富山は南砺市のIOXアローザに寄って帰ることにした。レーシングワンピを着たまま車に乗り、高速を走り、アローザに到着。さっさとブーツを履いてゴンドラに乗車。

こっちはまるで雨なのでゲレンデはモサモサだが板がよく走る。

アローザのゴンドラは以前までダルいと文句を言っていたが、雨の日は濡れなくて済むので、雨の日のゴンドラ回しはいいじゃん!ということになった。

3本滑って、昼休憩し、4本滑って終了。内足の返しと折りたたみで斜面を切り上がる快感を得て帰宅。

 

疲れた。

 

Ben

スキーブログ 2023-24シーズン 11 and 12th Run @ダイナランド、白峰アルペンスポット

1月11日 ダイナ 晴れ 人工雪のハードパック GSゲートトレーニン

1月14日 白峰 晴れ 自然雪のハードパック 国体予選

 

R30の板をサイド88°から87°、ベースを0.5にしたのがまずかったのか、ダイナの人工降雪のゲレンデでは板がまったくずれない。リフト降車直後からして八の字さえ作れないほど!エッジが噛むというより、噛みついている。

そんなこんなで今シーズン初のポール練習は、今までフリー滑走トレーニングで得たものをすべて忘れてしまう滑走に。フリーではできても規制させるとすべての動きを忘れてしまう。ほんとにアルペンはむずいです。

 

そしてすべての動きを忘れたまま挑んだ国体予選。R30の板は今日も噛みつきマシーン。自分で88°に戻したけど、それでも感覚が、、、。アップゲレンデの急斜面はいまいちスピードコントロールできず、感覚をつかめないままいつものようにレースを迎える。

ポールの設定はインスペいらないほどまっすぐに立てられていて、速い選手は33秒、マスターズの速い選手で35秒。そして私は40秒。最下位だけは免れたが、ここ最近得たよい感触の滑りはまるでできなかった。

 

試合後に少しフリーで滑ってみて、思い出した。内足の返しをまるで忘れていた。内足を返して滑ってみると、急斜面を面白いほどカミソリのように切り上がっていく。

なんや、これか、こんな大事なこと忘れてトレーニングと試合に入っていたとは。。。

しかし、次はもっとよくなるという確信があるので、今シーズンはもりもりとゲートトレーニングに参加し、上手くなろうと思う。

 

ましな前半、踏めない後半。

すばらしいロケーション。ダイナ

白峰国体予選スタート!

国体C組の固定メンバー。

 

以上!

Ben