スキーブログ 2023-24シーズン 27th and 28th Run @ The きじまスノーパーク & ほおのき平スキー場 前半

3月7日 The きじまスノーパーク(長野)晴れ ゲート練習

3月8日 ほおのき平(岐阜)晴れのち雪 SAJ B級大会 

 

「Theきじまスノーパーク」は「牧の入スキー場」からの名前変更だ。きっと隣の木島平スキー場が「ロマンスの神様スノーリゾート」に名称変更したのに伴って、「きじま」の名前を受け継いだのだろう。そんな意志が感じられる。しかし、この「The」が僕にはたいへん気になるのである。正直、いる?

ロマンスの神様スノーリゾートはどこかの美容整形病院が経営権を得たらしく、スキー場内に豪華なお化粧直しスペースやらたいへん映える(ばえる)ピンク色のスポットがあるらしい。それにしても人々はこのスキー場をなんて呼ぶのだろう?「ロマ神行こうぜ」とか言うのかな。

さて、きじまスノーパークには平日日帰り強行スケジュールで常設ポールをやりに行ってきた。ダイナランドのやや短めのセットよりもかなり長いコースを滑り込みたくて行ったわけだが、それはもう満足の行く練習となった。やや雪が柔らかく、荷重のとれないコンディションではあったが、それなりに練習にはなった。コーチングがない分、自分であれこれ考えるわけだけど、まあ、それなりに滑れるようにはなった気がした。結局R30の板一択にしぼってオガサカのGS30に乗り込んでいたのだけど、R30はエッジが引っかかっているのではなく、少しでも内足に乗ると転倒してしまうのだということに気づいた。そのことをモンタナスポーツの社長に話すと「その通り。上体から行くとごまかせないからぜったいに足元から行くように。だからR30は本当にいい練習になるんだよ」と教えてもらう。モンタナスポーツではホルメンコのホットワックスとスタートワックスを買い、次の本命レースほおのき平に備えた。

さて、きじまスノーパークでは、ストックの先端リングが一個なくなっていて、リングがないとストックがどこまでも雪に突き刺さり、なんと滑りにくいことか。同じゲートに入っていたマスターズ関係の方が拾ってくれて、リフト上から緑色のリングを探しおどおどしている僕に「おーい、これかい?」と声をかけてくれた。うれしい。

リフト上ではけっこうな頻度でスマホを取り出し、株価をチェックしていて、時にはリフト上で売買していたりするのだけど、そんなことをしているものだから、今度はなんとスマホを落とした。ポケットのチャックが開きっぱなしで、リフトに乗ってポケットに手を突っ込むと、なんとスマホがない。つんだ。

コース整備に入りながら、黒いスマホを探す僕。しかしひろい一枚バーンのゲレンデには石ころひとつも見当たらない。いずこへ?僕のスマホ

半泣きでリフト乗り場のスタッフ待機小屋の扉をノックし、「スマホ落としました」と言いに行くと、「これかい??」と、なんとスマホが届いていたのだ!!嬉しい!嬉しすぎる!もうリフト上で株の売買なんてやめてスキーに集中だ!

そんなわけでスマホはもうリュックに閉じ込めて、練習に集中した。ストックのリングを拾ってくれたマスターズ関係の方々は「あんた携帯も落としたんか?」と笑っていた。

長野を12時半に出て金沢に16時に着き、教室で明日の大会のためにワックスをかけ、それから家に戻り、娘を保育園にお迎えに行った。この日は妻が夜富山で仕事に行ったため、娘の面倒を夜見ることになっていた。疲れてはいるがテンションは高く、明日の試合に臨むだけ。スタートリストを見ると45歳代は7人しかいない。これは3位入賞のチャンスあり。そう思ったのが運の尽きだった。

後半へと続く。

 

 

 

 

 

スキーブログ 2023-24シーズン 25 and 26th Run @志賀高原 中央エリア 『全日本マスターズ選手権初参加の巻』

2月27日 吹雪 リフトほとんど運行中止

2月28日 高天原マンモススキー場 & 西館山スキー場 小雪

2月29日 西館山スキー場 大会1日目 晴れ

 

ついに参加してきました。全日本マスターズ選手権。思えば3年前、参加を決めたにも関わらずコロナが日本を席巻しあえなく中止に。それ以来参加を断念してきただけにちょっぴり感慨深かったりする。

27日は午前3時に目覚めると同時に金沢を出て志賀高原へと向かうが、妙高あたりから吹雪になってきて、一気に路面が圧雪路に。肩に力の入る運転となる。志賀高原には7時には着いたが、横殴りの吹雪で何やら怪しい雰囲気だ。レーシングキャンプ受付場所に顔を出してみるものの、スタッフから「リフトが動かないかもしれませんので、9時まで待機しててください」と言われる。

そして、あえなくキャンプは中止に。石井智也はいずこへ?

 

ネットでそれでもリフトが運行開始した場所を調べ、一ノ瀬ファミリーへと向かうが、途中何度もホワイトアウトし、まじで前が見えない。道路の境がわからない。スキー場の駐車場さえわからない。こんな状況でスキーをしてもなあ、と思い、高天原マンモススキー場目の前にある宿泊予定のホテルへ向かい、早めのチェックインをお願いすると入れてくれたので助かった。

することもなく、志賀高原ビールのIPAを2本のみ、ホテルの食堂でラーメンを食べさらにチャーハンも食べ、部屋で寝っ転がっているうちに本気のうたた寝。ああ気持ちよい。体の疲れが全方向へ解放されるような深い眠りだった。起きた時に生き返った感じ。

 

さて、そんな話はおいておいて。板のチョイスをミスったお話。

ずっとR25の板でポールのレッスンをしてきて、それでもR30の板がたわませられない理由が知りたくて、それを追求しているうちにある答えにたどり着いた。そう、吹雪ですることなくて宿でネットで調べまくって、あるサイトに書いてあったことがヒントになり、それを試してみたくて2日目はR25の板とR30の板を半々で乗り分けてたどり着いた答えは、「深い角付け」だった。要するに角付けすると板の下に空間(スペース)ができる。このスペースが大きいほど、たわませるための空間があるわけで、そこに向かって踏めば板はたわむのだ。スキーショップなどでよく見る光景だが、板をあおって硬さを見るときに板がたわむのは板の下には空間しかないからだ。もし板の下に何かあればどう力を入れたってたわまない。「深い角付けをし続けろ」という言葉は、「板の下に空間を作り続けろ」という解釈に繋がった。

二日目、天気も回復し、R30でも角付け(スペースづくり)を意識して滑ってみると、これがまたちゃんとたわむのだ。これだと実感し、R30の板を何度も乗りこなし、試しにR25の板に戻してみると、板が短い分少し滑りづらさを感じるまでに。

これはどうしたものか。試合はR25で出るべき?R30で出るべき?

試合当日、R30で出る方向でアップしまくる。しかしなんか途中で左のスキー板の外エッジが雪に引っかかるんよな、と思いつつ、まあ大丈夫だろうと高を括ってスタート場所へと向かった。

自分のスキーノートには何があってもR25で試合に出ろと書いてあるにも関わらず、R30で試合に臨むわたくし。

やめておけばいいのに。

そして出番。緊張はしてない。最初の急斜面はわりといい感じに滑れたが、なんか掘れてるというか荒れている。噂には聞いていたが、100人も滑るわけで、雪はとても柔らかいわけで、すごく掘れるらしい。掘れたら溝にそって滑るんだといつも聞かされているが、溝ではなく不規則なコブである。なんだか体が叩かれる。長い廊下から大きく左にカーブする旗門にさしかかったところ、嗚呼!!!!!!!!!!!

左スキーの外エッジがみごとにコブに突き刺さり、すってんころりん。

転んだとき、とても悲しかった。

起き上がったとき、旗門員と目が合った。とても悲しかった。

そのあとは悲惨だった。

コブなんか滑ったことないのにコブ+ポールになっていて、その度に太ももから悲鳴があがって、今度はコース整備のスタッフと目が合う。コース整備のスタッフの目は語っているー「デコボコでごめんね」

悲しかった。それでもゴールした。そう僕は最下位だった。

 

R25で出ていたらどうなってたんだろうな。運命って面白いな。

板のチョイスをミスったかな。

 

そんなわけで次の平大回転はR25で出る。それでどんな結果になるのか、まあやるしかない!

 

ではお写真。

足がとんでもなく外に開く。スキーのジャンプの選手かってくらいにね!波です。波!

 

志賀高原、晴れると素敵。吹雪くと遭難を体験できる。

トンネルのある西館山スキー場

高天原スキー場と西館山スキー場は橋でつながっている。

高天原の一枚バーン楽しかった。

 

志賀高原はやっぱり天空だと思う。

 

標高高くて吹雪くならやっぱりTバーリフトをつけよう、志賀高原

 

また来年、リベンジしたいかも。全日本マスターズ選手権。どんな凸凹でもへこたれない滑りで!

 

BEN

 

 

スキーブログ 2023-24シーズン 24th Run@ダイナランド

2月24日 ダイナランド ゲート練習 晴れ

 

目標の3分の1くらい達成の滑り。深い角付けを目指すのみ。この日は急斜面の感覚がつかめたが、後半の緩斜面は切り替えのタイミングがいまいち。

 

この日は土曜日とあって3レーン並んでた。いい眺め。

 

土曜日は早朝から営業なので、レッスン前に行ってみたけど、ありえんくらいにゲレンデ上が混んでいて、練習どころではなかった。駐車場も満車で土日のスキー場がこんなにも混むものなんだと実感。

でもみんな笑顔で楽しそうだった。リフトも混んでいたけど、おひとりさまファストレーンのおかげでリフト待ちは0分で済んだ。

 

さて、がんばって練習してきた。今夜3時に志賀高原へ発つ。

初参加の全日本マスターズ。楽しみで仕方がない。

 

Ben

スキーブログ 2023-24シーズン 22 and 23th Run @たいら

2月19日たいら くもり

2月22日たいら 小雪

 

2月の高温と雨がやばかった。2月の高温と雨が各地のスキー場を襲った。

小雪と言われるゲレンデの貴重な雪を蝕んで各地から悲鳴にも似た声が聞こえた。

僕もずっと天気予報をにらみながら最高気温の高さに目を疑うばかり。

そんな中でも滑れるうちに練習しておかなくてはと思い、たいらに2回通い、いつもの木曜日のゲート練習@ダイナランドは週末の土曜日に変更した。週末からは寒気も入り、よいコンディションでゲート練習できそうだ。

さて、こんな異常な高温でもたいらはたいらだった。しっかりと耐えていた。雪はゲレンデに張り付いてぴくりとも動かない。圧雪隊の勝利、技術の高さ、豪雪ポイント、少し高めの標高など、雪を保つ条件が揃っている。このまま雪が降らなければ3月の後半までは無理かもしれないけれど、中旬までは持つかもしれない。

たいらでは前回のゲート練習からの反省を反映した練習をした。股関節を使った深い角付けやセンターポジションを意識してがんばったつもり。次のゲート練習になんとしても活かしたい。

雪質によって滑りを柔軟に対応させなくてはいけないのもスキーの難しいところ。柔らかい雪では深い角付けや過度な荷重は板がずれる原因となる。斜面に合わせた角付けも必要だ。頭がこんがらがる。お世話になっているモンタナスポーツでもスキー談義の中、R30が踏めなくて困っていると言ったら、硬い雪ならたわむはずだよ、と言われ、ああそうか、硬い雪でけっこう踏めていたなと思う。スキーはいつもあっちを立てればこっちが立たない。ひとつのことを考えればひとつのことを忘れてしまう。

 

さあ、来週からは大会が続く。まずは初参加の全日本マスターズ。志賀高原西館山スキー場で行われる。志賀高原はいつも横手山方面ばかりだったので、中央エリアは初体験だ。27日はレーシングキャンプにも参加する。石井智也や長谷川絵美に会えるらしい。サインもらいたい。

そしてたいら大回転、ほおのきマスターズと続く。

入賞を目指す!!!

 

Ben

スキーブログ 2023-24シーズン 20, 21th Run@ IOXアローザ & ダイナランド

2月13日 イオックス 晴れ フリー

2月14日 ダイナランド 晴れ ゲート練習

 

先日の宣言通り、ビッテリーターンの練習をしてきました。雪面に両手をつけるあれです。よくスノーボーダーがやってるあれ。

できるかな?と思いつつ、イオックスの中斜面でやってみたら案外すぐにできた。なんかすごく楽しい。しかし雪面が近づいて、遠心力が増した分、目が回る。めまいがする。わたくしメニエール病持ち。ビッテリーターンでめまいがするなんて情けない。

 

それの感触を得てダイナランドへ。今日は午前のトレーニングに参加。天気よく気温も高めでバーンが緩むかと思ったけど、下地がしっかりしていて案外硬いままだった。

さて、ビッテリーターンの成果をゲート内で表現すべく頑張ったが、やはり規制が入るとまだまだ。しかし!なんとなくの手応えもあった。

コーチに申し出てノーストックで手を雪面につけて滑ってみたいと言ったら、「どうぞ〜」とノリの軽いお返事をいただく。

まあ、それなりに雪面に手はつくのだが、それはそれで課題も見える。コーチにもそのことを指摘され、いろいろ今日も修正の1日となった。

一歩一歩だが前進はしている。小幅な前進ではあるが。

 

ビッテリ〜(ちなみにこれは片手バージョンでそこまでビッテリ〜ではないが、、、)

 

びってり〜

 

ビッテリ〜(のつもり)

 

コーチいわく、雪面に手をつけることを意識しすぎると猫背になりやすいので、そこは気をつけてと。あくまでも横にターン内側に膝が入っていく過程の結果としての雪面であり、内足のたたみだということです。でも雪面に手をつけるとがんばって膝が入っていくことも事実なので、やはり精度をあげていきたい。

みなさんもぜひ。ビッテリ〜

 

Ben

スキーブログ 2023-24シーズン 19th Run @ダイナランド

2月8日 ダイナランド 晴れ

 

この日もポールトレーニングに。今シーズンで4回目のポール。

人間というものはコンピューターよりも優れた頭脳を持っていると思う。

歩くということ、走るということ、ものを持つということ、いろんな角度があり、重さがあり、手触りがあり、失敗があり、そんないろんなデータを蓄積していって細かな調整をして、今の自分の歩き方だったり走り方だったり、声の出し方だったり、運転の仕方だったりがある。学習し、修正する。生成AIはまさにそれをやろうとしているのだと思うのだけど、人間がやっていることをコンピューターがやろうというのだ。我々はコンピューターよりも精緻な脳を頭の中に持っているのだ。アップルよりもエヌビディアよりもすぐれた脳を!!(エヌビディアの株価が爆上がりしてるのはAI熱が高まってきている証拠)

軽く投資ネタを突っ込んだところで、何を言いたいのかというと、僕がポールトレーニングでやっていることは、体を通して伝わってくるスキーの情報を脳内でがんばって処理して修正に修正を重ねていかに理想のものに変換できるかという作業なのだ。

そういうわけでコーチから言われたことを頭の中で反芻し、リフトの上でスマホにヒントをメモし、次の滑りで修正を入れて、体得できたものは再現性を高め、できなかったことはさらに調整し、とにかく忙しいのである。

そんなときにお知り合いの選手から、「井上さんはもう少しこうした方がいいよ」などと言われると、一気に僕の頭の中のパソコンがバグってしまうのだ。さっきまで精緻に行なっていた修正に対して突然雪崩のように違う情報が入ってきて処理ができなくなってしまうのだ。これは本当に混乱することで、それはまさに滑りにも現れてしまう。

そんなわけで、失礼とは思いつつ、アドバイスはコーチのものだけに絞りたいということで、知り合いの選手からは少し距離を置きつつ、また頭の中でデータの書き換え作業に没頭するのである。もちろん知り合いの選手の温かいお言葉はありがたいのだが、集中度を高めている時の脳内はできるだけクリーンでクリアに保ちたいのだ。

 

動画を見ると、後半の角付けに対する意識が低いので、そこを次は重点的にやりたいと思う。それを修正する必殺練習がビッテリーターンだ。これはターン中に両手を雪面につけるというアクロバティックなターンでこれができれば内傾角が深くなり、ターン後半の積極的な角付けへとつながるのだと思う。僕が目指しているのはおじさんマスターズの滑りではなく、まるでインターハイ選手のような激しくてしなやかでかっこいい滑りなのだ。地元のレジェンドMさんに「無理やろ!」って言われたこともあるけど、それでもそれをできるようになるまでは絶対に諦めない。諦められないのだ。

 

お世話になっている井上春樹レーシングアカデミー

 

前半がとても急なんです。滑るとそうでもないけど。

 

あまりお見せしたくない後半部分

 

それではまた!

BEN

スキーブログ 2023-24シーズン 16, 17, and 18th Run @ たいら、ダイナ、白峰

1月29日たいら 晴れ

2月2日ダイナ 晴れ ポール練習

2月7日 白峰 晴れ時々雪 マスターズ試合

 

 

地味に滑走日数を稼いでいます。Benです。今シーズンの目標はとにかくポール!大回転!2月の終わりに全日本マスターズがあり、続いて平大回転、ほおのきマスターズと3月にかけて自分にとって大きな試合があり、かっこよく言うとそこに向けて調整というか強化しているのである。

だもんで、今日のマスターズでは試合に慣れておこうと思い参戦したのだけど、やはりポールに入るとまるで習得したはずのすべてを忘れ、思いっきり前のままの滑りになってしまった。2本目もだいたいそんな感じで、最後のコース解放の3本目でやっとどうしたらいいのか思い出す始末。スキーの大会で3本勝負ってないんよな。

 

そんなわけなので、毎週ポールトレーニングに参加して、徐々にではあるけどポールで規制されたコースをどうしたらうまく滑れるのかという知識と体験を身体と頭脳にぶち込んでいる最中なので、今日の失敗も想定内の範疇!よって落ち込んではいない。むしろやる気がみなぎっている。明日もダイナで練習だ。

がんばります。結果をそのうち見せたります。

 

すでに参戦してから8年目に突入の石川オープンマスターズ。第6戦まであるが、今回はこの1戦のみの参加。

 

 

そ、それなりではないですか?後半は次回から改良です。

 

Ben